Google Pixel スマホの IP68 防塵・防水。その意味と実力を解説
「IP68」準拠とは? 進化する Google Pixel スマホの防塵・防水性能をチェック
雨の日の外出やアウトドアイベントも心置きなく楽しめる、Google Pixel スマホの防塵・防水性能について解説します。
2025 年 5 月 30 日(最終更新日:2026 年 2 月 24 日)
ビジネスシーンでもプライベートでも、さまざまな場面で使われているスマートフォン。オフィスや自宅といった屋内だけでなく、通勤通学などの外出中、観光や散策、アウトドアアクティビティでも、スマホは手放せない存在となっています。
そこで重視したいのが、スマホの防塵・防水性能。梅雨時の突然の雨や料理中に濡れた手でうっかり触ってしまった場合にも、防水性能が高いスマホなら安心です。また、レジャーやアウトドアで使うことが多い人なら、防塵性能も高いスマホを選んでおくのがおすすめです。
スマホの防塵・防水性能を表す指標として、広く使われているのが「IP コード(IP 等級)」です。IP コードの「IP」とは「Ingress Protection(侵入保護)」の略。電気機器や電子機器が外部からの固形物(ほこりや異物)や水の侵入に対してどの程度、保護されているかを示す規格です。国際的な標準化団体の IEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)が定める IEC 60529 を基準に評価します。
IP コードでは、防塵性能、防水性能を 2 桁の数字で表します。1 つ目の数字が防塵性能を、2 つ目の数字が防水性能を示していて、例えば Google Pixel 9a が対応する「IP68」は、防塵性能が 0 ~ 6 の 7 段階中の 6、防水性能が 0 ~ 9 の 10 段階中の 8 を表します。防塵、防水のどちらかの性能だけを表示する場合は、「IPX8」といったように、省略する方の性能を X と表記します。
それぞれの数値が示す防塵・防水性能は以下の通りです(出典:IEC)。
固形物に対する保護(耐塵性能) | |
0 | 保護なし |
1 | 直径 50mm 以上の固形物に対する保護 |
2 | 直径 12.5mm 以上の固形物に対する保護 |
3 | 直径 2.5mm 以上の固形物に対する保護 |
4 | 直径 1.0mm 以上の固形物に対する保護 |
5 | 粉塵に対する保護(完全ではないが正常な機器動作に支障をきたさない) |
6 | 強力な防塵構造(粉塵の侵入なし) |
水に対する保護(防水性能) | |
0 | 保護なし |
1 | 垂直に落ちる水滴に対する保護 |
2 | 機器を最大 15 度傾けた状態で、垂直に落ちる水滴に対する保護 |
3 | 垂直から両側に最大 60 度までの角度で噴霧される水に対する保護 |
4 | あらゆる方向からの水しぶきに対する保護 |
5 | あらゆる方向からの噴流に対する保護 |
6 | あらゆる方向からの強力な噴流に対する保護 |
7 | 規定の圧力・時間での一時的な水没に対する保護 |
8 | 等級7より厳しい条件下での継続的な水没に対する保護 |
9 | あらゆる方向からの高圧・高温の噴流に対する保護 |
防塵性能の等級は最も高い「6」で、微細な粉塵も侵入しない構造です。また防水性能の等級は一時的な水没に耐える「7」よりも高く、継続した水没にも耐える「8」となっています。具体的には、真水を張った水槽の中へ 1.5 m の深さまで沈めて、約 30 分間放置しても内部に水が入らないという等級です。
この高い防塵・防水性能により、例えばホコリが舞う大掃除中や風の強い砂浜の散策中の使用にも耐え、急に雨に降られたり、キッチンやプールサイドでうっかり水しぶきがかかってしまったりと突然のアクシデントがあっても、慌てることなく安心して使用できます。
ただし、防塵・防水性能が高い Google Pixel スマホといえども、故意に濡らすことのないよう注意は必要です。水中を撮影するために海水の中に直接沈めたり、高温多湿のサウナや、プールに持ち込んだりすることは避けましょう。また、石けんやシャンプーなどを使う浴室での利用も避けた方が無難です。防水性能 8 等級の試験は常温の真水を使って実施するものであり、試験環境と異なる海水やお湯、石けん水、高い湿度や寒暖差などによって、防水性能が低下する恐れもあるからです。
また通常の使用でも、長く使うと本体には目に見えなくても傷や損傷が生じている場合があり、本来の防塵・防水性能が十分に発揮できなくなることもあります。防塵・防水性能を保つため、落下などで損傷しにくいように専用ケースを利用する、画面保護シートを貼るといった工夫も検討するとよいでしょう。スマホを長くきれいに使う方法については、
で紹介しています。Google Pixel スマホが濡れてしまったときは、すばやく柔らかい布などで表面の水分を拭き取りましょう。また、水没してしまった場合や激しく濡れてしまったときは、すぐに電源をオフにします。水分を取り除いたら、平らな場所に置いて、室温で完全に乾かしてから、再び電源を入れるようにしましょう。
Google Pixel スマホの防水性能はあくまで、水濡れや水没などのアクシデントにある程度耐えられるというもの。積極的に水場で使うことを想定したものではありません。長く愛用するためにも、水濡れにつながる恐れのある使い方は控えるようにしてください。
万が一のときに備えて、Google の正規保証サービス「
」の加入もおすすめです。例えば水濡れで故障してしまった場合、通常のメーカー保証では対象外ですが、Pixel Care+ に加入していれば回数無制限で補償を受けられます。また、各機種ごとに決まった手数料を支払うことで、最短で申請承認の翌営業に交換用デバイスを発送します。