まもなく終了のお得な新生活キャンペーンをお見逃しなく。3 月 31 日まで。購入する

Google Pixel 9 Pro Fold が進化。高強度素材の新ヒンジで 1.5mm 薄型化を実現。通常のスマホのような使い心地と折りたたみスマホの利点を両立した開発秘話をご紹介。

さらに薄型へ—— 折りたたみスマホ「Google Pixel 9 Pro Fold」再設計の舞台裏

2 世代目の折りたたみスマホ「Google Pixel 9 Pro Fold」の開発チームは、端末の小型化にいっそう力を入れました。
*本記事は、​米 Google の​ The Keyword ブログの​記事を​日本向けに​翻訳、​編集した​ものです

180 度開いた Google Pixel 9 Pro Fold を指で持っている
google-pixel-9-pro-fold-obsidian-opened-mobile
2024 年 9 月に発売した は Google が開発した 2 世代目の折りたたみスマートフォンです。これは初代の Google Pixel Fold を単に改良した製品ではありません。全面的に再設計を行いました。最大の変更点は、さらに薄型になったことです。

折りたたんだ状態の Google Pixel 9 Pro Fold は、初代より 1.5 mm 薄く、例えば Google Pixel 9 よりもわずか 2 mm 厚いだけです。また開いた状態での厚みは 5.1 mm と、初代よりも 0.7 mm 薄型に。これは大半のタブレット以上の薄さです。実際、日本や米国で販売している折りたたみ式スマホで最も薄く、かつスマホとしては最大級のディスプレイを備えています。

Google Pixel スマホのプロダクトマネージャーであるジョージ ファンは「2 世代目をもっと薄くする必要があることはわかっていました」と話します。「ただ、どれだけ薄くできるかは未知数でしたし、その薄さを実現するため何をすべきかもわかりませんでした」とファン。この記事では、チームがいかにして Google Pixel 9 Pro Fold の薄型化と、同時にディスプレイやカメラなどの進化を実現したのか、その過程を紹介します。

google-pixel-9-pro-fold-design-sketches
google-pixel-9-pro-fold-design-sketches
折りたたみスマホの設計、モットーは「スマホファースト」

製品デザインを担当したクロード ゼルウェガーによると、新しいデザインへとチームを導いたきっかけの 1 つは、初代の Google Pixel Fold に対するユーザーの反応でした。「多くの人が折りたたんだ状態で使っていたのです」とゼルウェガーは話します。折りたたみスマホという新しい形状に興味を持ち、タブレットのような体験を付加価値として求める一方で、折りたたみスマホを通常のスマホのようにも使いたいというニーズがありました。「そこで、『デザインする上では、まずこれをスマホとして作る必要がある』という考えに至りました」とゼルウェガー。「チームのモットーは『スマホファースト』になったのです」。

目標は、折りたたみ式でありながら、通常のスマホと同じような操作性や見た目、動作を実現し、その上でさらなる機能を提供することです。プロダクトマネージャーのジョン プロウスも「まずは優れたスマホを作らなくてはなりません。それができて初めて、優れた折りたたみスマホが作れるのです」と話します。

とはいえ、「スマホファースト」とは一体何を意味するのでしょうか。これには多くの意味があります。

例えば Google Pixel 9 Pro Fold のディスプレイのアスペクト比(縦横比)は、Google Pixel 9 Pro と同じ 20 : 9 です。またプレミアム感のある仕上げも同じで、前世代よりもベゼルが薄くなった点も同じです。これらすべてを組み合わせることで、Google Pixel 9 シリーズの他機種により近づけ、最終的には目にも手にもなじみやすい製品になりました。閉じた状態でのウェブブラウジングやメッセージのやり取りなどは、初代の Google Pixel Fold よりも折りたたみ式ではない Google Pixel 9 / 9 Pro などに近い操作性を実現しました。

もちろん、薄型化で Google Pixel 9 のサイズに近づいたことも「スマホファースト」を担う重要な要素です。特に、薄型化を実現したにもかかわらず、タブレットのような 8 インチの大型ディスプレイを搭載できたことは、今回のアップグレードの目玉の 1 つです。

薄型化の鍵になったヒンジはまったく新しいデザインに

「より薄くするには新しいヒンジが必要でした」とファンは話します。そこで考案したのが、航空宇宙産業でも使われるほどの高強度アルミニウム合金で覆われた多相合金スチールを用いたヒンジのデザインです。このヒンジは、パタンと閉まるだけでなく、完全に平らになるまで開いたときにもカチッという心地よい音がします。新しいヒンジは初代より耐久性も向上していますが、初代で好評だった特徴も一部備えています。「例えば、ヒンジのトルク、つまり可動域全体の感触は、Google Pixel Fold から引き継いだものです」。

前回と同様、チームでは開閉時に心地よさを感じられるさまざまなアイテムを研究し、調査しました。ゼルウェガーによると、これは一種のサブリミナル効果をもたらすものですが、ユーザーが喜びを感じる部分なので、チームとしても注力する価値があったといいます。アップグレードした流体摩擦ヒンジと最適化した磁石によって、スマホをパタンと閉じるときにちょうど良い感触が得られるようになりました。

限られたスペースに、より優れたカメラを搭載

高性能な撮影機能を備えた薄型スマホの開発には課題もあります。カメラ技術には多くのスペースが必要となるためです。「この設計にあたってさらなる薄型化を検討する中で、カメラバーを完全に再設計し、カスタマイズされた光学モジュールを搭載することになりました」とプロウスは説明します。最終的に、超広角カメラと 2 つの前面カメラを進化させ、より新しく高性能な光学モジュールに収めることができました。その狙いは、カメラ性能に対するユーザーからの高い期待に確実に応えることです。Google Pixel 9 Pro Fold のハードウェアに関するさまざまな進化により、動画ブーストやプロ設定といったプロレベルのカメラツールを搭載。これにより、Google Pixel 9 Pro Fold は折りたたみスマホとして最高レベルのカメラ機能を備えることになりました。

新しい二段構造のカメラバーは左上隅に配置し、薄型化を実現。背面を下にして置いたときにも表面がより均等になりました。またこの変更により、エンジニアはより大きなバッテリーを搭載できるようにもなりました。

細部の改良が、全体の大幅アップデートへつながった

カメラとヒンジの変更によって Google Pixel 9 Pro Fold は薄型になりましたが、他にも多くの微調整がミリ単位での厚み削減に貢献しています。例えば、カスタム薄型触覚ドライバーの採用です。「これによって実際に触覚がより顕著に感じられ、心地よい操作感を実現しています」とファンは話します。USB-C ポートも、初代よりも小型のカスタムバージョンとなり、スピーカーもすべて新しくなりました。さらに、薄型デバイスの熱制限に対応するため、まったく新しい蒸気チャンバーとグラファイト熱拡散材を使って熱アーキテクチャを再設計しました。

ファン、ゼルウェガー、プロウスの 3 人は、スマホの薄型化に貢献した一見些細な微調整について、ほかにも延々と話し続けることができるでしょう。こうした地味な変更が、非常に重要なものだったのです。「製品の構造を大胆に変更するには、スマホのすべての部分、つまりモジュールの 1 つひとつが重要だということが、開発工程を通じてよくわかります」とプロウス。「多くの段階的な変更が、最終的な大きな進化につながったのです」。

Keep me updated about devices, news, tips,
and offers from Google Store.

Google アプリ