Google Pixel 8 シリーズ と Google Watch 2 のデザイン秘話

4 つのポイントで語る、Google Pixel 8 / 8 Pro のデザイン秘話

Google のデザイナー 3 人が、Google Pixel シリーズの新色「Bay」や丸みを帯びたエッジなどについて話します。

*本記事は、​米 Google の The Keyword ブログの​記事を​日本向けに​翻訳、​編集した​ものです。

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製品のデザインは、一貫した美しさと目新しさのバランスが取れているかどうかが大切です。人に愛される製品は、親しみやすさと時代に伴う進化を同時に感じるものでなくてはなりません。Google のハードウェア設計責任者のアイビー ロスは「デザインとは、制約の中で作業することです」と話します。「できることが限られているので助かる場合もありますが、それが難しい点でもあるのです」

ロスと、モバイル デバイスの工業デザインを率いるクロード ゼルウィガー、そしてさまざまな Google デバイスの工業デザインとポートフォリオ全体の色、素材、仕上げ(Color, Material, Finishing, CMF)を統括するイザベル オルソンは、この考えを理解した上で、

/ 、Google Pixel Buds Pro といった Google Pixel シリーズの新製品のデザインに取り組みました。

ゼルウィガーは「新しい製品だと感じてもらうためには、一見小さなことでも非常に多くの作業が必要です」と言います。今回デザインを担当した 3 人のデザイナーに、Google Pixel のラインアップに加わった新製品をデザインする際にどのように取り組んだのかを聞きました。

希望に満ちた新たなカラー「Bay」

Google Pixel 8 Pro のデザインの一環として、Bay というブルーの新色が登場しました。オルソンによると、カラー戦略が決まり、印象に残る Bay が生まれたのはコロナ禍のまっただ中だったと言います。「当初から、これらの製品を実際に発売する頃にはコロナが収束しているだろうという希望を抱いていました。Bay は、晴れた日の正午に眺めていた空から着想を得た色です」とオルソンは明かし「晴れた日に空を見上げることほど希望に満ちたことなんてありませんからね」と話します。Bay が特徴的なのは、スマホだけでなく 2023 年の秋に発売した Google Pixel シリーズのさまざまなカテゴリで展開している点です。Google Pixel 8 Pro、Google Pixel Buds Pro、Google Pixel Watch のバンドなど、全てこの鮮やかなブルーの色彩でそろえられるのです。「スマホとイヤホン、スマートウォッチの色をこのように統一できたのは初めてです」とロス。「とにかく幸せで気分が上がる色なんです」

新色を Google 社内でテストした際、オルソンは多くの人が Bay に関心があると感じました。「社内テストで一番嬉しいのは、自らの取り組みへの反応を感じたときです」とオルソンは話します。「Bay に対してどんな反応があるのか最初予想がつきませんでしたが、『ねえ、ブルーのバンドはある? ブルーの Google Pixel Buds は? ブルーのスマートフォンもあるの?』とかなりの反響がありました。ブルーで統一した Google Pixel デバイスをそろえたいと思ったひとがたくさんいたのです」

一番左が Bay の Google Pixel Watch バンドのデザインモックアップ
一番左が Bay の Google Pixel Watch バンドのデザインモックアップ
洗練されたカメラバーとサステナブルな作り

2021 年に登場した Google Pixel のカメラバーは、瞬く間に Google Pixel スマホを印象づける代表的なデザインとなりました。Google Pixel 8 / 8 Pro では、カメラバーをさらに改良しました。「カメラシステムをさらに特化させ、カメラの機能を果たしながら保護することで、特徴的なデザインに仕上げました」とゼルウィガーは話します。

Google Pixel 8 Pro のカメラバーは、楕円形の枠内に 3 つの背面カメラが収まっています。Google Pixel 8 / 8 Pro は、いずれもガラスと金属というコントラストのある仕上げで、カメラを視覚的にも際立たせています。

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「我々デザインチームは、カメラが Google Pixel の重要な要素であるという考えにフォーカスしました」と、ゼルウィガーは言います。

Google Pixel の開発は、ほかの分野でも進化を見せました。特にサステナビリティに関しては、Google Pixel 8 / 8 Pro ともにリサイクルされたアルミニウム、ガラス、プラスチックで作られています1。「最初に 100% リサイクル素材のアルミニウムを採用したのは、Google Pixel 5 の背面部分の筐体(きょうたい)です2。それ以来、Google Pixel シリーズ全体で採用できるよう取り組んできました」とオルソンは話します。

さらに担当チームでは、(プラスチックフリーの梱包材なども含め)新しい Google Pixel スマホ関連の素材ができるだけリサイクル可能なものとなるよう取り組んでいます3。

マット仕様の背面が復活

新しいデバイスを開発するには、開発期間や物流、技術的な限界、設計の要件など、常に複数の要素を考慮しなくてはならず、その全てが最終的なデザインに影響してきます。「時にはアイデアをいったん保留し、全てが調整されてから再検討することもあります」とオルソンは話します。Google Pixel 4 で背面にマットガラスを採用したときもそうでした。そして今回、Google Pixel 8 Pro で背面のマット仕様が復活したのです。背面をマット仕様にすることで、デバイスに絶妙なグリップ感が加わり、シルクのような手触りとなるほか、指紋が付くのを防ぐのにも最適で、デザイナーたちもその復活を喜んでいます。

全体がより滑らかなデザインに

Google  Pixel 8 / 8 Pro は、ガラスディスプレイの表示部分を大きくするため、前モデルよりもディスプレイを囲むベゼル(額縁)が薄く、また丸みを帯びていることに気づいた人もいるかもしれません。「エンジニアリングパートナーの協力を得て、フィット感と仕上げを改善しました」とゼルウィガーは話します。「実際に動作するデバイスを初めて手に取ったとき、新しくて大きくなったディスプレイや四隅、薄くなったベゼルのインパクトに衝撃を受けました」

Google Pixel 8 Pro のスクリーンを向けて持ち上げている
Google Pixel 8 / 8 Pro はより持ちやすいデザインになりました

このデザインの変更は、快適に使用でき親しみやすい製品を作るというデザインチームの継続的な取り組みの一環ででした。「常に手にしたり、身につけたり、耳に当てたりするものは、視覚的にも物理的にも快適であることが大切です」と言うロスは、今回の Google Pixel 8 / 8 Pro では曲線を使うことによってより魅力的な形になったと話します。

「柔らかな曲線がスマホの硬質で直線的なデザインを際立たせています」とロスは言います。「カメラバーを見てください。とても精密で、実際シャープな部分もあります」とゼルウィガー。「このコントラストこそが、目を引きつける魅力的なデザインとなっているのです」Google Pixel シリーズの機能が進化し続ける中、デザイナーは外観や手に持ったときの感触の改良にも取り組んでいます。「こういった挑戦が、創造力をかき立てるのです」とゼルウィガー。「『次は何だろう?』と考えると、とてもワクワクしますよ」

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