iPhone から​ Google Pixel に​機種変更した​直後は、​iPhone で​よく​使っていた​機能や​設定など、​操作の​違いに​戸惑うこともあるかもしれません。​そこで、​機種変更直後でも、​Google Pixel の​魅力的な​機能を​スムーズに​使いこな​すための​基本操作や​便利な​設定を​紹介します。

データ移行で​コピーした​アプリや、​新たに​ Google Play から​インストールした​アプリは、​ホーム画面を​下から​上に​向かって​スワイプすると​一覧で​表示できます。​よく​使う​アプリを​ホーム画面に​追加する​場合は、​表示した​アプリアイコンを​長押しして、​ホーム画面の​追加したい​場所に​スライドして​移動します。

インストールした​アプリの​数が​増えて​見つけにくいときは、​アプリ一覧の​上部に​ある​検索窓に​アプリ名を​入力しましょう。​すぐに​目的の​アプリを​見つける​ことができます。

音楽や​動画、​ゲームなどの​メディアの​再生音量は、​Google Pixel の​右側に​ある​音量ボタンで​調整できます。

また、​画面点灯時に​音量ボタンを​押すと、​音量スライダー付きの​パネルが​表示されます。​スライダーを​動かす​ことで​指で​素早く​音量調整が​できます。​さらに、​スライダー上部の​アイコンからは、​着信音や​通知音の​ミュートや​バイブレーションの​切り​替えが​可能です。

通話や​着信音、​通知、​アラームと​いった、​メディア再生時以外の​音量調整は​個別に​設定可能。​スライダー下部の​ 3 つの​点が​ついた​アイコンを​タップし、​それぞれの​スライダーを​操作して​調整します。

Google Pixel では、​10 種類以上の​多彩な​ジャンルから​ 100 以上の​着信音を​選べます。

まず、​Google Pixel の​各種機能を​設定できる​「設定アプリ」を​開きましょう。​ホーム画面で、​画面を​下から​上に​向かって​スワイプして​表示される​アプリの​一覧の​中から​「設定」を​タップします。

着信音は​設定アプリで​「音と​バイブレーション」を​タップし、​「着信音」から​変更できます。

また​「マイサウンド」から、​端末または​ Google ドライブに​保存した​音楽ファイルを​着信音に​設定する​ことも​可能です。

Google Pixel に​ Bluetooth イヤホンや​ヘッドホンを​接続するなら、​イヤホンや​ヘッドホンを​ペアリングモードに​した​あと、​Google Pixel の​設定アプリから​「接続設定」を​タップし、​「新しい​デバイスと​ペア設定」に​進みます。​使用する​機器を​選択し、​画面の​案内に​従って​設定すると​接続が​完了します。

Google Pixel Buds シリーズなど、​付近の​デバイスを​見つけて​セットアップする​「ファスト ペアリング」 に​対応した​製品の​場合、​充電ケースの​フタを​開けて​スマートフォンに​近づけると​自動検出されます。​Google Pixel に​表示される​案内を​数回タップするだけで、​簡単に​接続できます。

iPhone の​「コントロールセンター」に​相当するのが、​Google Pixel で​頻繁に​使う​機能や​設定に​簡単に​アクセスできる​「クイック設定」です。​画面の​最上部を​下に​スワイプすると、​よく​使う​機能や​設定を​ 4 つ表示できます。​さらに​多くの​項目を​表示したい​場合は、​そこから​もう​一度​下に​スワイプしましょう。

また、​右下の​編集アイコンを​タップすると、​頻繁に​使う​設定項目を​追加したり、​よく​使う順に​パネルを​並べ替えて​自分​好みに​カスタマイズしたりできます。

Google Pixel のウィジェットを活用すれば、アプリを開かなくても必要な情報をホーム画面で素早く確認できます。例えば、天気予報や気温、Gmail の受信トレイ、Google カレンダーを月ごとに表示できるビューなど、知りたい情報を一目でチェックできます。

ウィジェットの​追加は​ホーム画面の​長押しから​スタートします。​メニューが​表示されたら​「ウィジェット」を​選択。​追加したい​ウィジェットを​長押しして​配置したい​場所まで​スライドし、​指を​離します。

配置した​ウィジェットの​大きさを​変更したい​場合は、​ウィジェットを​長押しした​後に​表示される​枠線上の​点を​操作しましょう。​な​お、​大きさを​変更できない​ウィジェットも​あります。

Google Pixel には​多くの​機能が​備わっていて、​設定項目も​多岐に​わたります。​もし目的の​設定が​見つからない​場合は、​設定アプリ内で​検索しましょう。​例えば​「Wi-Fi」と​入力すると、​Wi-Fi に​関連する​設定項目が​表示できます。

Google Pixel では、​顔認証と​指紋認証を​利用して、​セキュリティを​維持しつつ、​ロック画面を​スムーズに​解除できます。​また、​指が​濡れていたり​汚れていたりする​ときは​顔認証、​マスクを​している​ときは​指紋認証、と​いった​使い分けも​可能です。

各認証の​設定は​設定アプリから​「セキュリティと​プライバシー」を​タップし、​「デバイスの​ロック解除」から​「顔認証と​指紋認証」へと​進みます。​ロックを​解除後、​「顔認証」または​「指紋認証」を​選択すると​設定が​スタートします。​指紋は​複数登録できるので、​右手と​左手の​人差し指や​親指などを​登録しておくと、​より​便利です。

な​お、​Google Pixel 8 シリーズ以降では、​決済時や​アプリの​ログイン時にも​顔認証を​利用できます。

Google Pixel をもっと自分だけの愛着ある 1 台にしたいなら、ホーム画面やロック画面の壁紙を自分好みにカスタマイズしてみましょう。これまでに撮影した思い出の 1 枚やお気に入りの画像を壁紙に設定することももちろん可能です。さらに、AI 壁紙や絵文字壁紙を使えば、案内に従って画面をタップするだけで、オリジナルの壁紙が楽しめます。

壁紙の変更方法はとても簡単です。ホーム画面を長押しすると表示されるメニューから「壁紙とスタイル」をタップして、「その他の壁紙」に進みます。iPhone からのデータ移行で Google Pixel へ引き継いだ思い出の写真や、ウェブなどで保存したお気に入りの画像を壁紙に設定する場合は、「マイフォト」を選択します。 また、Google Pixel に収録されている美しい風景やアートなどを壁紙に選ぶこともできます。

「AI 壁紙」（Google Pixel 8 シリーズ以降で対応）と「絵文字壁紙」では、自分好みの壁紙を簡単に作成できます¹。

AI 壁紙では、​まず​テーマを​選択します。​続けて​画面上の​単語を​タップして​自分の​好みの​色、​スタイル、​シーンに​変更します。​あとは​「壁紙を​作成」を​タップするだけで​画像を​生成できるので、​気に入った​ものを​選択し、​画面右上の​チェックアイコンを​タップすれば​壁紙作成は​完了です。​な​お、​良い​アイデアが​思い浮かばない​ときは​「ひらめきが​ほしい」を​押すだけで​ AI 壁紙が​出来上がります。

出来上がった​壁紙を​もう​一度​修正したい​場合は、​プレビュー画面下部の​編集アイコンを​タップします。​納得の​いく​仕上がりに​なったら​画面右上の​「壁紙に​設定」を​タップして、​ロック画面と​ホーム画面の​壁紙を​設定しましょう。

絵文字壁紙では、​好きな​絵文字を​選び、​パターンや​色を​カスタマイズするだけで、​絵文字を​使った​ユニークな​壁紙を​作る​ことができます。​気に​入った​ものが​作成できたら、​画面右上の​チェックアイコンを​タップして​保存し、​壁紙に​設定しましょう。

Google Pixel の​標準キーボード​「Gboard」も、​好みに​合わせて​細かく​カスタマイズが​可能です。

Gboard では、​フリック入力が​できる​ 12 キー配列の​ほか、​パソコンと​同じ​ QWERTY 配列や​手書き入力も​利用できます。

キーボードの​表示中に​左下の​キーを​長押しすると、​Gboard の​設定画面が​表示されます​（キーボード上部に​歯車のような​設定アイコンが​あれば、​設定アイコンタップでも​表示されます）。

キー配列を​変更するには、​「言語」から​「日本語」に​進み、​変更したい​キー配列に​変更します。​また、​1 つの​言語に​複数の​キーボードを​登録しておく​ことや、​別の​言語の​キーボードの​登録も​できます。

ほかにも​ Gboard の​詳細な​設定で、​日本語入力時の​全角スペースを​半角スペースに​変更する、​フリック入力の​感度を​調整すると​いった​細かな​変更も​可能です。

片手操作が​難しいと​感じる​人には、​キーボードの​大きさと​配置を​変えられる​「片手モード」が​役立ちます。

片手モードを​利用するには、​Gboard の​表示中に、​左下の​キーを​長押ししながら​指を​右に​動かすだけです。​また、​キーボード横の​四角いフレームアイコンを​タップすると、​左寄せ・​右寄せの​変更や​キーボードの​配置、​大きさまで​細かく​変更できます。

電源ボタンを​ 2 回連続で​押すと、​画面が​オフでも​素早く​カメラアプリを​起動できます。​また、​カメラ起動中は​音量ボタンが​シャッターボタンと​して​動作する​ため、​ローアングルでの​撮影など、​画面に​表示される​シャッターボタンが​見えづらい​ときや​指が​届かない​ときに​使うと​便利です。

Google Pixel の​カメラアプリでは、​画面を​左右に​スワイプすると、​夜景モードや​ポートレート、​一緒に​写るなど、​さまざまな​撮影モードを​使い分けながら​撮影を​楽しめます。

動画を​撮影したい​場合は、​画面下部の​動画アイコンを​タップして​モードを​切り​替えます。

また、​写真モードの​ままでも​シャッターボタンを​長押しする​ことで、​その間だけ​動画を​撮影できる​ため、​目の前に​起きている​瞬間を​逃しません。​そのまま指を​左に​スライドすると、​ボタンから​指を​離しても​動画撮影を​継続します。

Google Pixel で​撮影した​写真や​動画は​ Google フォト アプリに​保存されます。​Google フォト アプリを​開いて、​画面下部の​「フォト」を​タップすると、​最近​撮影した​写真を​順に​確認できます。

画面の​スクリーンショットは、​Google Pixel の​右側に​ある​電源ボタンと​音量小ボタンを​同時に​押すと​撮影できます。

画面を動画で記録する「スクリーン レコード」は、クイック設定パネルから利用します。画面上部から​下に​ 2 回スワイプして​クイック設定を​表示し、メニューの中からスクリーン レコードをタップすると、音声の録音と録画の対象（1 個のアプリか画面全体か）が選べるので、選択するとカウントダウンののちに録画が始まります²。

撮影した​スクリーンショットや​スクリーン レコードは​ Google フォト アプリに​保存されています。​コレクションの​タブを​タップし、​スクロールして​メニューの​中の​「スクリーンショット」​（スクリーン レコードの​場合は​「動画」）に​進むと​確認できます。

Google Pixel で利用できる AI アシスタントの Gemini（ジェミニ）は、日常のさまざまなシーンで頼れる相談相手になってくれます³。

「OK Google」と​話しかけるか、​電源ボタンを​長押しすると​ Gemini が​起動します。

Google Pixel の​操作や​設定で​わからない​ことが​あれば、​Gemini に​相談すれば​アシスタントのように​教えてくれるでしょう。​また、​メールの​返信を​考える​ときや、​休みや​旅行の​計画を​立てる​とき、​近くの​飲食店を​探す​ときなど、​さまざまな​場面で​ Gemini が​相談相手に​なってくれます。

さらに、自然な会話が楽しめる「Gemini Live」では、「家族へのプレゼント、何がいいか悩んでるけど、良いアイデアはない？」と友達に会話するような感覚で Gemini と音声で会話することもできます⁴。Gemini Live の詳しい活用方法はこちらの記事でも紹介しています。

ここまで、iPhone から Google Pixel へのデータ移行が終わった方へ、疑問を解消するポイントを解説してきましたが、これから iPhone から Google Pixel への移行を検討している方には、データ移行の準備や手順をわかりやすく解説したこちらの記事やガイドが役立つはずです。