まもなく終了のお得な新生活キャンペーンをお見逃しなく。3 月 31 日まで。購入する

半年雪中で埋もれていた Google Pixel スマホが無事動作した実話

雪の中で何カ月も生き延びた Google Pixel スマホとその耐久性を支えるテスト

紛失した Google Pixel スマホが無事に動作した実話をとおして、その耐久性を支える製品テストの内容を紹介します。
*本記事は、​米 Google の​ The Keyword ブログの​記事を​日本向けに​翻訳、​編集した​ものです。

雪の中に落とした後、数ヶ月後に発見された Google Pixel 6a。本体が泥まみれになっている
雪の中に落とした後、数ヶ月後に発見された Google Pixel 6a。本体が泥まみれになっている

この記事では、雪の中に数カ月間埋もれていた Google Pixel スマートフォンが問題なく動作したという実話から、その耐久性を支える製品テストの内容とテストが目指すものをお伝えします。

2024 年 2 月、気候変動対策に携わる非営利団体で働くアンドリュー プラグさんは、家族が住むフランスのスキーリゾート、セール・シュヴァリエでスキーを楽しんでいました。しかし、リゾートでの最終日、彼は雪の中に Google Pixel 6a を落としてしまいます。その日の午後に位置情報機能を使ってスマホの場所を特定し、翌日の出発前に探す予定だったものの、夜になって雪が降り出しました。ひと晩中降り積もった雪を掘り起こして探すのは難しく、もう見つからないだろうと彼は考えていました。

6 カ月後、再び家族を訪問したアンドリューさんは、行方不明になったスマホを探してみることにしました。「みんなからは見つかるわけない、と言われましたが少し探してみると、草花の中で泥まみれになって埋もれているスマホを発見できたのです」

スマホが見つかったことよりも驚いたのは、雪や泥や雨の中に何カ月も埋もれていたにもかかわらず、それがまだ動いたことです。「私はただプラグを差し込み、電源を入れただけです。ずっと引き出しの中にしまっておいたかのようでした」とアンドリューさんは話します。

6 カ月後、山で見つかったアンドリューさんの Google Pixel 6a。本体が泥まみれになっている
6 カ月後、山で見つかったアンドリューさんの Google Pixel 6a

Google Pixel 6a が何カ月も野外で生き延びたことに驚いたアンドリューさんでしたが、Google で製品品質エンジニアリングチームを率いるアジェイ カマスはそれほど驚きませんでした。実はアジェイも数カ月前に同じような体験をしていたのです。

「2024 年のスキーシーズンに、娘の Google Pixel スマホで同じようなことが起こりました」とアジェイは話します。「カリフォルニア州とネバダ州の境にあるリゾート地のタホにいたのですが、娘はリフトに乗っているとき、Google Pixel 6a を雪の中に落としてしまったんです。正確な場所はわかりませんでしたが、5 日後、少し雪が溶けて見つけることができました。スマホはバッテリー セーバー モードで、まだ電源が入っていたんです」

アジェイは、Google のハードウェア製品にさまざまなストレステストや耐久性テスト、温度テストを実施するチームを率いています。これらのテストはすべて、Google Pixel スマホが日常的な摩耗や損傷(そして時にはそれ以上のこと)に耐えられるか、確認するためのものです。「Google Pixel スマホが、これほど極端な状況下で常に耐えられるとは言い切れませんが、実際に生き残ったスマホがあっても個人的には驚きません」とアジェイは話します。

Google Pixel スマホの落下テスト

「私たちはまず、ユーザーがどのような状況で製品を使用するか、あらゆる場面を理解することから始めます」とアジェイ。「そして、設計チームに対して、再現性があり、その結果から科学的根拠を説明できるテストを計画します。例えば、内部コネクタが緩んでしまうという問題につながる原因を科学的に解明し、それに対処した製品をチームが設計できるようにしています」

テストの中には少し変わったものもあります。あるテストでは、ロボットアームが Google Pixel Tablet をバックパックから何度も出し入れすることで、毎朝バッグに荷物を詰めたり出したりする状況をシミュレーションします。また、複数のタブレットを低い位置から何度も何度も落とし、ちょっとした落下にどれだけ耐えられるかもテストしています。さらには、モーターを使って製品を激しく振動させ、その耐久性を確認するテストもあります。

チームでは、設計故障モード影響解析(DFMEA:製品設計段階で潜在的な故障モードとその影響を体系的に分析・評価する手法)を利用して故障モードを把握し、適切なテストを作成します。単にスマホを壊そうとしているのではなく、スマホがどのように故障するのか、弱点を見つけるにはどのようなテストが必要か、そして問題を修復するには何を変更し改善すべきかを見極めようとしています。

Google Pixel Tablet をバックパックから出し入れするテスト

「設計チームに提供するフィードバックの中で特に重要なものの 1 つに、製品の設計マージンがあります」とアジェイは話します。「例えば、『このスマホはあと何回落下に耐えられるだろうか。ユーザーの 90% が年に一定回数スマホを落とすとしたら、もっとたくさん落としても耐えられるスマホを作るにはどうしたらいいだろうか』と考えます。より長持ちするスマホを開発するにあたって、こうした判断は非常に重要です」

理論上はあらゆるテストを考え出すことが可能ですが、実際には、チームは実用的なシナリオに基づいたテストを行っています。「例えば高地でのテストでは、14,000 フィート(約 4,300 メートル)の高さでスマホに何が起こるかをテストします。つまり、気圧が下がった航空機でスマホを輸送しても、壊れないようにするためです」とアジェイ。「しかし、スマホが飛行機から落ちたらどうなるか、好奇心でテストするのはどうでしょうか。面白そうなテストだとは思いますが、それを考慮して製品全体を設計するほど頻繁に起こることではありませんからね」

それでも、チームが実施する実用的なテストは、突飛なことが発生した場合にも、私たちの製品が生き残るのに役立つことがあります。今回の 2 台の Google Pixel スマホが雪の中で生き残った理由も、そこにあるのかもしれません。チームは、摂氏マイナス 30 度から 75 度までの温度下で耐久性をテストしています。これは、夏の暑い日に太陽の光が注ぐ場所にスマホを置き忘れた場合や、冬に暖かい家から極寒の屋外に出て Google Pixel を急激な温度変化にさらした場合に、何が起こるかを確認しているのです。

雪はテスト項目にありませんでしたが、アンドリューさんが屋外に 6 カ月間放置した Google Pixel 6a も、防塵・防水性能として IP67 の認証を受けていました。「つまり、そのスマホは比較的雨水やほこりに強く、覆っていた雪によって保護されていたと思われ、充電回路はおそらく無効になっていてバッテリーを節約できたのでしょう」とアジェイ。「Google Pixel はそのようなシナリオを想定して設計されているわけではありませんが、他のあらゆる状況に対するテストと設計によってスマホが生き延びた可能性はあります」

では、スマホを壁に投げつけたり、荒野に置き去りにしたりするのはどうでしょうか。「それはお勧めしませんね」とアジェイは笑います。「製品に何をしてもいいと思ってもらいたくはないですが、何か大変なことが起こってもスマホが無事だったと驚いてもらうのは嬉しいことです。スマホを拾い上げた人たちが、画面が割れていなかったりカメラが動いたりするのを見る、その瞬間こそが喜びなのです」

Keep me updated about devices, news, tips,
and offers from Google Store.

Google アプリ