Google のウェアラブル端末 | 健康管理、どれで始める?
毎日の健康管理、どれで始める? Google のウェアラブル端末の選び方
Google のウェアラブル端末を、まとめてご紹介。スマートウォッチの「Google Pixel Watch 5」、画面のあるトラッカー「Google Fitbit Edge」、画面のないミニマルなトラッカー「Google Fitbit Air」。3 製品の特徴と、選ぶときの目安を整理しました。
公開日:2026 年 10 月 12 日
- Google のウェアラブル端末は、いずれも「Google Health」アプリにデータを集約。データをもとに、“AI コーチ”の助言を受けられます。
- 健康管理に特化したトラッカータイプと、決済や通知など日常の用事にも対応するスマートウォッチタイプがあります。
- 「睡眠の質を高めたい」「スマホを持たずにランニングしたい」「通知や決済も済ませたい」など使いたい場面から考えると、自分に合う 1 台が見えてきます。
ひと口にウェアラブル端末といっても、さまざまなタイプがあります。
Google 製品の場合は大きく 2 つ、「スマートウォッチ」と「トラッカー」に分けられます。トラッカーはなじみのない人もいるかもしれませんが、簡単にいうと、心拍数や睡眠、運動のデータを記録することに絞った、小さくて軽い端末です。決済やアプリの追加といったスマートウォッチの機能を持たない代わりに、バッテリーが長く持ちます。
今回は、2026 年に発売した最新のスマートウォッチ「
」と、同じく最新のトラッカー「」「」の 3 製品を比べながら、それぞれの特徴を見ていきましょう1,2,3。3 製品に共通するのが、データに基づいた健康管理です。
スマートウォッチもトラッカーも、本体のセンサーで心拍数、睡眠、活動量などを測定します。それらのデータを集約するのが「Google Health アプリ」です。このアプリの情報をもとに、Gemini を活用した「Google Health コーチ」が、その日の自分に合った助言をしてくれます4。
例えば眠りが浅かった翌日は軽めの運動を、疲れが抜けた日は少し負荷を上げて。数字を眺めるだけではわかりにくい「今日、何をすればいいか」を教えてくれるのが、これまでの健康管理との違いです。
また、「Health ガーディアン」機能は、毎日の記録から体の変化の傾向を読み取り、月に 1 回まとめて知らせてくれます5,6。自分では気づきにくい体の変化を、早めに知るきっかけになります。
3 製品とも、健康管理の土台となる部分は共通しています。では、違いはどこにあるのでしょうか。簡単に表にまとめました。
タイプ | 画面のないトラッカー | 画面のあるトラッカー | スマートウォッチ |
バッテリー | 最長 7 日間7 | 最長 7 日間8 | 30 時間(41mm モデル) 40 時間(45mm モデル)9 |
GPS | スマホ経由 | 本体内蔵 | 本体内蔵 |
スマホの通知 | ー | 表示・クイック返信 | 表示・返信・通話 |
決済 | ー | ー | 対応 |
対応スマホ | Android / iPhone | Android / iPhone | Android |
価格(税込) | 16,800 円〜 | 26,800 円 | 62,800 円〜 |
表を見るとわかるとおり、違いは大きく 2 つに集約されます。
1 つは画面の有無。画面のない Google Fitbit Air はスマホアプリでデータを確認するのに対し、Google Fitbit Edge と Google Pixel Watch 5 は手首の画面でデータや通知を確認できます。
もう 1 つは、手首でできることの幅。決済や通話、LTE モデルでの単独通信は Google Pixel Watch 5 だけで、その分バッテリーは 1 〜 2 日。トラッカーの 2 製品は約 1 週間持ち、iPhone でも使えます。
ここからは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
Google Fitbit Air には、画面がありません。記録したデータを手首で確認することはできず、スマホの Google Health アプリで見ることになります。運動中にリアルタイムで数値を見たい、目覚めてすぐ手首で睡眠時間を確かめたい、という人には、スマホを開くひと手間が挟まります。
一方で、画面がないことは、人によっては利点になります。通知に煩わされることがなく、本体は小さく軽い。重さはバンドを含めて約 12 g で、Google のトラッカーで最も小さなモデルです。バンドにセンサーを収めただけのミニマルな作りなので、就寝中も着けていることが気になりにくく、バッテリーは最長 7 日間。着けたまま、1 週間の記録が途切れません。日々の健康データの記録を中心に考えていて、通知や手首での操作は求めない人に向いています。
Google Fitbit Edge は、小さな縦型の画面を備えたトラッカーです。同じく画面のあるトラッカー「Fitbit Charge 6」と比べて画面が大きくなったため、ランニング中に目をやったときの見やすさが上がっています。
Google Health コーチが体力や目標に合わせて作ったワークアウトプランを、手首から呼び出してそのまま始められます4(2026 年内提供開始予定)。ウォーキングから HIIT まで 40 種類以上のワークアウトモードに対応し、有酸素運動と筋トレ、セット間の休憩を組み合わせたメニューも記録できます。疲れが残っている日や時間がない日は、コーチがメニューを軽めに組み直してくれるので、「今日はやめておこう」が「少しだけやろう」に変わります。
GPS を内蔵しているので、スマホを置いて走ってもルートが残ります。高度計も搭載しているので、上った坂道や階段の階数まで記録されます10。心電図アプリや皮膚温の計測や生理周期の記録と予測にも対応しています11,12。
スマホの通知やクイック返信、Google マップのナビ、音楽の操作も手首で。ただし、決済や通話には対応していないので、そこはスマホと役割を分けることになります。
運動を習慣にしたい人、ランニングのルートを正確に記録しておきたい人、心電図などの指標も見ておきたい人に向いています。
Google Pixel Watch 5——スマホを取り出さずとも手首で完結
トラッカータイプの Google Fitbit Air、Google Fitbit Edge に対して、スマートウォッチである Google Pixel Watch 5 は、使い方の幅が広い製品です。健康管理に加えて、通知の確認と返信、通話、Google ウォレットでの決済など、スマホの役割の一部を手首に移せます。
Google Pixel Watch 5 には、Bluetooth / Wi-Fi モデルと LTE モデルがあります。前者はスマホとつないで使うのが基本ですが、後者はスマートウォッチ単体で通信できるので、スマホを置いて出かけても通知や通話に困りません13。
健康管理の面で Google Pixel Watch 5 ならではの強みは、まず GPS です。Google Pixel Watch 史上最も正確なルートトラッキングにより、高層ビルの多い都市部でも、前世代の 2 倍の精度でランニングのルートを記録します14。ジムでは筋力トレーニング機能が、セット数や休憩時間をステップバイステップでガイドし、重量やレップ数はウォッチでその場で記録できます。
さらに、転倒検出や自動車事故検出、安全確認といった、もしものときの機能も充実15,16,17。通話ができるウォッチだからこそ、検知したその場で、手首から緊急通報まで行えます。
バッテリーは常にディスプレイを表示状態でも最長 30~40 時間。1 日使うには十分で、急速充電に対応しているので、朝の支度や入浴の時間で補えます18。一方、Google Fitbit Air と Google Fitbit Edge は最長 7 日間。充電の手間を減らしたいなら、トラッカータイプの方が向いています。
また、Google Fitbit Air と Google Fitbit Edge が Android と iPhone のどちらにも対応しているのに対して、Google Pixel Watch 5 は Android スマホが必要です。
通知や決済、Gemini まで手首で済ませたい人、ランニングや筋トレに本格的に取り組みたい人に向いています。
「睡眠の記録を中心に、着けたままにしておきたい」
3 製品とも睡眠を記録できますが、就寝中に着けている感覚の少なさを優先するなら、Google Fitbit Air です。浅い眠りのタイミングに振動で起こしてくれるスマート アラーム機能もあるので、目覚めまでサポートします。
「スマホを持たずにランニングへ行きたい」
GPS を内蔵した Google Fitbit Edge か Google Pixel Watch 5 が候補になります。データの記録が中心であれば Google Fitbit Edge で十分ですが、例えば帰り道に電車を使うので Suica を使いたい、コンビニで水を買うときに決済まで済ませたい、という人には Google Pixel Watch 5 がおすすめです。
「家事や子どもの世話で、スマホを取り出す余裕がない」
Google Pixel Watch 5 なら、手首を傾けるだけで Gemini が起動。音声で指示ができるので、ハンズフリーでタイマーのセットや予定の確認などもできます。
「つい、充電を忘れがち」
Google Fitbit Air か Google Fitbit Edge がおすすめです。バッテリーは最長 7 日間なので、週に 1 回の充電で済みます。毎日の充電が習慣になっている人なら、Google Pixel Watch 5 でも急速充電で朝の支度の時間に補えます。
「家族に健康管理を始めてもらいたい」
操作がほとんど要らない Google Fitbit Air か、画面で数値を確認できる Google Fitbit Edge が向いています。手首でデータを確認したいかどうかが、選ぶ目安です。