ランチやディナー、お弁当にお菓子などの食べ物は、スマートフォンのカメラで撮影する機会が多い、身近なものの筆頭格。いつも持ち歩いているスマホで、できるだけおいしそうに撮りたいと思ったことはありませんか。
また、アクセサリーやファッション雑貨、文房具など、お気に入りの小物やグッズをスマホで撮って、SNS に投稿したり、フリマアプリなどに出品したりしたことがある人も少なくないのでは。
こうした食べ物やグッズ類の撮影に、Google Pixel はうってつけです。Google の AI を搭載した Google Pixel スマホのカメラは、どんな撮影条件でも明るさや色味などを自動で最適に調整。シャッターを押すだけで、見たものを見たままに、鮮やかな色彩で細部まで表現します。また、露出(明るさ)やホワイトバランスなどを自分好みに細かく設定して、撮影することも可能です。
この記事では、Google Pixel のカメラで食べ物をよりおいしそうに、グッズ類をより魅力的に撮影するための機能やおすすめの設定、撮影のコツを紹介します。
おしゃれなカフェのランチプレートやスイーツ、家族やパートナーと行く記念日のディナーなどは、きれいに撮って記録しておきたいもの。また、自分で作った料理がうまくできたときに、きれいな写真とともに SNS などで共有したいという人もいるでしょう。
Google Pixel で食べ物をおいしそうに撮る、手軽な方法の 1 つが「ポートレート モード」を使うことです。ポートレート モードでは背景がぼかせるため、撮影したい食べ物を際立たせることができます。また、ぼかした背景があることで写真に立体感が生まれます。特に飲食店の中で、料理とは関係のない背景の人やグラス・食器が意図せず写り込んでしまいがちなシーンでは、便利な機能です。
ポートレート モードで食べ物の写真を撮影するには、Google Pixel でカメラアプリを開き、シャッターボタンの下のメニューで[ポートレート]をタップして、あとはシャッターを切るだけ。簡単に、おいしそうな料理写真を撮ることができます。
オーブンから出したばかりのぐつぐつ煮えるグラタンや、ソースを熱々の鉄板に垂らす瞬間、出来たての湯気の立つラーメンなど、動きのある料理のおいしそうな一瞬を切り取りたい場合があります。そんなとき、便利なのが動画からフレーム画像をエクスポートする方法です。
Google Pixel のカメラでは、写真モードでもシャッターボタンを長押しすることで、ショートビデオの撮影が可能。撮影が終わったら、Google フォトアプリで動画を開き、[編集]をタップ。動画の再生箇所を操作して切り出したい瞬間を選んだら、メニューの[フレーム画像をエクスポート]をタップすれば、選択したカットを写真として保存できます。動画を 4K で撮影すると、より高画質な画像をエクスポートできるようになります。
また、Google Pixel のトップショット機能がオンになっていれば、シャッターを押す前後、数秒間の動きを「モーション フォト」として自動で記録しています。この場合も、撮影後に Google フォトアプリからベストな瞬間の写真を切り出すことができます。
料理をおいしそうに撮影するには、光が重要です。料理を照らす光がどこから当たっているかに気を付けると、よりおいしそうに料理が撮影できます。例えば、外光が入るレストランなどで料理を撮る場合は、斜め後ろから光が差す半逆光のポジショニングがおすすめ。料理の立体感や色味をきれいに出すことができます。
Google Pixel では、撮影時に明るさ・シャドウ・ホワイトバランスといった設定を手動で調整することも可能。カメラアプリを起動して、画面右下のアイコンをタップしてメニューを開くと、これらが細かく設定できます。例えば、夜、間接照明のカフェやレストランなどで、料理が暗く見えるときは、明るさを調整するといいでしょう。
また、特に料理写真で気にかけたいのが、ホワイトバランス。食べ物は一般に、赤みがかった暖色系の方がおいしそうに見えるとされます。照明が青白く、料理が冷たそうに見える場合は、ホワイトバランスを暖色寄りに設定します。一方、ほの暗いバーなど、赤みのある照明の下でカクテルなどのドリンクをおしゃれにクールに撮りたい、といった場合は、ホワイトバランスを寒色寄りにすると、雰囲気のある 1 枚が撮影できます。
Google Pixel のカメラでは、明るさやホワイトバランスなどを調整すると、プレビュー画面で確認しながら撮影できます。照明を気にせず、おいしそうな料理やおしゃれなドリンクを写真に残すことが可能です。
ラテアートやラーメンの丼など、被写体を上から真っすぐに撮りたい場合は、カメラアプリを起動し、Google Pixel の画面をテーブルに向けて水平に構えてください。中央に表示される十字マークに印を合わせると、正確に真上から撮影できます。
フリマサイトに出品する商品の撮影や、ハンドメイド作品を写真に残しておきたいときなど、グッズ撮影でも Google Pixel カメラの機能が役立ちます。
グッズ撮影では、構図も意識したいところ。必ずしも真ん中に被写体を配置した写真だけが、いい写真とは限りません。三分割法といって、画面を縦横それぞれ 3 分割、つまり 3×3 に区切ったときの区切り線の上や、 4 つの交点のいずれかに被写体を配置する構図があります。そうすることで、バランスの良い構図を作り出すことができるのです。
そこで撮影の際、グリッドを表示して構図を意識してみましょう。Google Pixel のカメラでグリッドを表示するには、カメラアプリを起動後、左下の設定アイコンをタップ。[その他の設定]から[グリッドの種類]をタップして、グリッドを選択します。
また、Google Pixel では、真っすぐな写真を撮影するための機能も用意されています。前述した真上からの撮影を助ける十字マークの他に、写真が傾かないようにサポートする水平ガイド機能も利用できます。撮影時、プレビュー画面の中央に表示される水平ガイドを活用することで、より正確な構図を作ることができます。
スマホのメインカメラとしてよく使われる広角カメラは、広範囲を写すことができ、近くのものはより大きく、遠くのものはより小さくダイナミックに撮影できますが、一般的なカメラと比べて写真がゆがみやすい特徴があります。
そこで、小さなグッズを撮影するときには、可能なら被写体から距離を取り、ズームで撮影するのがおすすめ。被写体に近寄って標準倍率で撮影したときより、ゆがみが少なく、また撮影者やスマホの影を落とさずに写真が撮影できます。
Google Pixel 7 Pro / 8 / 8 Pro と Google Pixel 9 シリーズ以降では、マクロ フォーカス機能が利用可能。例えばグッズのディティールや、布地の素材や織り方といった細部の質感などをクローズアップで撮ることができます。
マクロ フォーカスを使用するには、カメラアプリを開き、写真または動画モードを選択。被写体に近づいて画面をタップし、ピントを合わせます。自動的にマクロを示す花のアイコンが表示されたら、写真・動画の撮影を始めます。
Google Pixel では、撮影後の写真をワンランクアップする、Google の AI を活用した編集機能も充実しています。
どうしても斜めにしか撮影できなかったものの傾きを調整するなら、Google フォトアプリの編集・切り抜き機能が便利です。アプリで調整したい写真を開き、[編集][切り抜き]を選んで表示される台形マークをタップすると、写真の四隅に点が現れます。この点をドラッグすると、四角い物を真上から撮影したように仕上げることができます。
また、同じく Google フォトアプリでは、ボケ補正機能を使って、不鮮明な写真の補正も可能。補正したい写真を選んで[編集][ツール]を選び、[ボケ補正]をタップし[完了]、コピーを保存するだけです。
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被写体に寄りすぎて写真の構図のバランスが悪いときや、写真の背景を拡張したいときに使えるのが「
Google Pixel のカメラには、料理をおいしそうに撮影する機能やグッズを魅力的に撮影する機能が充実しています。カメラに慣れていない人でも手軽に扱えるうえ、
この記事を参考に、各機能を試しながら、ぜひ、理想の写真を撮影してみてください。
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