「SNS の​あの​写真、​どう​撮ったの?」Google Pixel 撮影テクニックを​聞く
2026 年 1 月 14 日
スマートフォンで​撮った​すてきな​写真を​ SNS で​見かけて、​自分でも​同じように​撮ってみたくなった​ことはないでしょうか。
スマホの​カメラ性能は​どんどん上がっています。​ひと昔前なら​高価な​カメラや​レンズ、​照明機材、​それに​高度な​撮影テクニックや​編集技術が​なければ​撮影できなかったような​写真も、​今では​スマホ 1 台と​ちょっと​した​工夫が​あれば​撮れる​時代に​なりました。
この​記事では、​毎日​広告デザイン賞​最高賞を​はじめ国内外で​賞を​受賞し、​SNS にも​数多くの​写真を​投稿している​フォトグラファーの​別所隆弘​(べっしょ たか​ひろ)​さんが​ Google Pixel スマホで​撮った​作品 6 点を​紹介します。​さらに​別所さんに、​Google Pixel スマホで​実際に​どのように​撮ったのかを​聞きました。​各作品で​使用した​撮影モードや​機能、​設定に​加え、​撮影の​際に​気を​付ける​ことなど、​別所さんからの​ワンポイントアドバイスも​紹介します。
使用機種
・Google Pixel 9 Pro
使用した撮影モードや Google Pixel の機能
・プロ設定​(シャッター速度)
写真情報
・ISO:ISO 49
・レンズ:17.91 mm
・F 値:F 2.8
・シャッター速度​:1/800 秒
(シャッター速度​以外は​ Google Pixel の​自動設定)
ワンポイントアドバイス
Google Pixel 8 Pro 以降の​ Pro シリーズでは、​カメラアプリ画面の​右下に​ある​ 3 本の​スライダーマークの​アイコンから​メニューを​開くと、​シャッター速度、​ISO と​いった​要素を​調整できる​「プロ設定」が​使えます。​飛行機や​新幹線など、​動きが​速い​被写体を​撮る​ときは、​シャッター速度を​早く​するとともに、​シャッターを​押すタイミングが​重要です。​ほんの​少し​早めに​押す​ことを​心がけると、​写真の​ちょうど​いい​場所に​被写体が​入ってくれる​場合が​多いです。
使用機種
・Google Pixel 9 Pro
使用した撮影モードや Google Pixel の機能
・特になし
写真情報
・ISO:ISO 22
・レンズ:6.9 mm
・F 値:F 1.7
・シャッター速度:1/1900 秒
(Google Pixel の自動設定)
ワンポイントアドバイス
青い空と​青い海は​ Google Pixel の​得意な​被写体です。​その​美しさを​飛行機や​ヘリコプターの​中から​撮る​ときには、​窓の​反射に​気を​付けてください。​窓に​スマホを​近づける​ことで、​窓の​映り込みを​軽減できます。
また、​揺れる​機内での​撮影では、​写真の​水平が​傾きがちです。​あえて​傾けるのも​ありですが、​海の​写真の​基本は​水平線が​フレーム内で​ぴったり水平である​こと。​写真の​外枠に​対して​水平線が​きちんと​水平に​なっていると、​余計な​印象を​与えず​スッキリと​した​写真に​なります。​後から​トリミング機能で​調整しても​いいので、​ぴったり​水平に​なるよう仕上げましょう。
使用機種
・Google Pixel 9 Pro
使用した撮影モードや Google Pixel の機能
・夜景モード
写真情報
・ISO:ISO 187
・レンズ:6.9 mm
・F 値:F 1.7
・シャッター速度:1/19 秒
(撮影モード以外は Google Pixel の自動設定)
ワンポイントアドバイス
滋賀が​誇る​紅葉の​名所と​して​知られる​近江八幡市の​寺院・​教林坊に​ある​書院と​名勝庭園で、​緑に​苔むした​石とともに​紅葉を​捉えた​ 1 枚。​夜景は​ Google Pixel が​最も​得意と​する​ところです。​夜景モードを​使って​撮影する​ことで、​暗い光の​部分や、​逆に​明る​すぎる​部分を​調整して​「映える​夜景」に​仕上げてくれます。​また、​このような​晩秋の​紅葉を​撮る​とき、​構図は​いつもよりは​下を​意識しましょう。​地面に​落ちた​赤も​また、​紅葉の​美しさを​引き立てます。
使用機種
・Google Pixel 9 Pro
使用した撮影モードや Google Pixel の機能
・プロ設定​(ホワイトバランス)
写真情報
・ISO:ISO 44
・レンズ:17.906 mm
・F 値:F 2.8
・シャッター速度:2.0 秒
(ホワイトバランスと ISO 以外は Google Pixel の自動設定)
ワンポイントアドバイス
青森県弘前公園の​西濠​(に​しぼり)で​撮影した​夜桜。​教林坊と​同じく​夜景ですが、​こちらは​プロ設定で​ホワイトバランスを​少しだけ​暖かい​色味に​調整しています。​桜の​ライトアップはとにかく​色の​再現が​難しい​被写体です。​それは​たとえ Google Pixel の​優秀な​ AI が​あっても​同じ​ことで、​あとから​調整しようとしても​実際の​色を​思い出せないと​いった​ことも​よく​あるのが、​桜の​夜景なのです。​現地でしっかりホワイトバランス調整を​して、​きれいな​桜に​仕上げたいですね。
使用機種
・Google Pixel 9 Pro
使用した撮影モードや Google Pixel の機能
・プロ設定​(シャッター速度)
写真情報
・ISO:ISO 43
・レンズ:6.9 mm
・F 値:F 1.7
・シャッター速度:8.0 秒
(ISO とシャッター速度以外は Google Pixel の自動設定)
ワンポイントアドバイス
花火の​撮影は​一にも​二にも​シャッター速度との​戦い。​ほとんどの​形の​花火は​何秒花が​開くのか​予想が​できない​中、​このような​千輪菊の​花火は​だいたい​ 5 秒から​ 10 秒程度の​シャッター速度と​する​ことで、​全景を​きれいに​捉えられる​ことが​過去の​経験から​分かっています。​この​写真の​撮影時は​シャッター速度を​ 8 秒に​設定しました。
次の​花火が​上がってしまうと、​せっかく​美しく​捉えた​花火に​次の​花火が​被って​写ってしまうので、​花火撮影は​本当に​時間との​勝負です。
使用機種
・Google Pixel 9 Pro
使用した撮影モードや Google Pixel の機能
・プロ設定​(ホワイトバランス)、​ウルトラワイド 0.5 倍ズーム、​解像度 50MP
写真情報
・ISO:ISO 153
・レンズ:2.02 mm
・F 値:F 1.7
・シャッター速度:1/15 秒
(ホワイトバランス、レンズ選択、解像度以外は Google Pixel の自動設定)
ワンポイントアドバイス
こちらは、​毎年しだれ梅が​咲く​時期の​み一般​公開される​三重県に​ある​鈴鹿の​森庭園の​梅。​ライトアップの​場合は​梅の​色合いも、​桜と​同じく​本当に​難しく、​撮影時の​ホワイトバランス調整は​マストです。​しかし、​この​写真でもっと​大事なのは​構図です。
この​ときは、​ホワイトバランスを​暖色寄りに​調整したのに​加えて、​レンズも​手動で​ウルトラワイドを​選択、​解像度は​ 50MP に​上げました。​カメラアプリ画面の​左下に​ある​歯車マークの​アイコンから​メニューを​開いて​「プロ」タブを​タップすると、​解像度の​変更と​レンズ選択を​手動に​切り替えられます。​大きく​広がるしだれ梅の​木を、​超広角レンズを​使って​下から​仰ぐように​撮る​ことで、​その​広がりの​大きさを​表現しています。​この​とき、​カメラの​持ち方は​上下逆​向きです。​できるだけ​地面に​近い​ところに​レンズを​置き、​そこから​仰ぐように​撮ると​迫力が​増します。
スマホの​カメラで​ここまでの​表現を​可能に​した​ Google Pixel。​別所さんからは​「シャッター速度は、​速い​速度で​動いている​被写体は​早く、​花火は​数秒単位」​「ライトアップされた​夜桜は、​ホワイトバランスを​調整し、​できるだけ色を​再現」​「紅葉撮影の​構図は​下も​意識する」などの​アドバイスを​もらいました。
作品と​撮り方の​アドバイスを​見て、​早速​自分でも​同じように​撮影を​試してみたくなった​方も​いるのではないでしょうか。​ぜひ​この​記事を​参考に、​自分だけの​すてきな​ 1 枚を​ Google Pixel スマホで​撮影してみてください。