アクセシビリティとは、​身体や​能力の​状態に​関わらず、​障が​い者や​高齢者なども​含めたさまざまな​人が​同じように​製品や​サービスを​利用できる​こと。​多様な​人が​日常的に​利用する​スマートフォンに​とっても​重要です。​そんな​ Google Pixel の​アクセシビリティは、​障が​い​者たちと​共に​設計した​ものなのです。
KR リューが​ Google に​関わった​理由も​そこに​あります。​3 歳で​重度の​難聴と​診断された​リューは、​障が​い者の​代弁者と​して​長年活動してきました。​そんな​中、​2018 年に​ Google から​「聴覚障が​い者に​役立つ新機能を​開発しているので​見てもらいたい」と​いう​依頼を​受けたのです。
​それが​話し言葉を​自動的に​書き起こすと​共に、​文字で​書かれた​返答を​通話相手に​リアルタイムで​読み上げる​ Google Pixel の​「自動字幕起こし」​機能でした。
「これは​本当に​すばらしい​ものだと​思いました。​私のように​難聴の​人に​とって​便利なのは​もちろん、​多くの​人が​動画を​見る​際にも​字幕を​利用できます。​今では​ 90% の​人が​自動字幕起こし機能を​使って​オンラインコンテンツを​視聴しているそうです」と、​リューは​話します。​
2020 年、​リューは​ Google の​マーケティングに​おける​ブランドアクセシビリティの​担当者に​就任しました。​それ​以前から、​ IT を​活用した​営業活動と​マーケティングの​役員と​して、​リューは​世界中の​人たちが​つながる​方法を​ 20 年に​わたり​代弁してきました。​その​中には、​世界に​ 13 億人いると​される​障が​い​者たちも​含まれています。
リューは、​テクノロジーと​マーケティング分野に​おいて​障が​い者の​インクルージョン(※)​や​男女平等、​LGBTQ+ の​権利に​関する​熱心な​オピニオンリーダーであり、​代弁者でもあります。​Google に​おいては、​障が​い者コミュニティの​代弁者と​して、​コミュニティの​利益を​促進しようと​社内で​取り組んでいます。​その​取り組みが、​障が​い者だけでなく​あら​ゆる​人の​ために​なる、​より​良い​イノベーションへと​つながっていくのです。
※インクルージョン:多様な​個性や​経験を​持った​人たちが​互いを​認め合い、​各々の​特性や​能力を​発揮して​活躍できる​状態を​目指す。​障が​い者の​社会参加を​進める​ための​理念でもある。
​「私が​ Google から​声を​かけられたのは、​Google が​最も​得意と​する​ことを​私も​行っていた​ためです」と、​リューは​話します。​「Google は​障が​い者の​コミュニティ活動に​関わっており、​アイデアも​あります。​障が​い者からの​フィードバックを​求めていて、​それを​基に​イノベーションを​起こしています。​障が​いが​ある​人の​ニーズに​フォーカスするには、​当事者が​その​場に​いなくては​なりません。​それこそが​世界中の​情報を​整理し、​世界中の​人々が​アクセスできて​使えるように​すると​いう、​Google の​ミッションの​一部なのです」
リューと​同じく​ローラ アレンも、​アクセシビリティと​障が​い者の​ための​戦略およびプログラムの​責任者と​して、​Google が​この​領域で​達成した​進歩を​最前列で​見つめてきました。
​「9 年以上前、​私が​本格的に​アクセシビリティに​取り組み始めた​頃は​ 0 からの​スタートで、​アクセシビリティを​推進しようと​熱心に​取り組む Google 社員は​ごく​わずかでした。​なぜ​この​取り組みが​重要なのか、​なぜもっと​注目される​必要が​あるのか、​私たちは​常に​訴え続けていたのです」と​アレンは​話します。​「それが​今では​大きく​状況が​変わりました」
Google では​何年も​かけて、​社員が​より​一貫性を​持って​アクセシビリティと​インクルージョンを​設計したり、​開発プロセスの​初期段階で​統合したりできるよう、​製品分野の​全体で​さまざまな​プログラムや​プロセスを​導入してきました。​「以前は​『なぜ​このような​取り組みを​するのか』を​検討する​段階だったのが、​今では​『どのように​取り組むべきか』を​話題に​しています。​本当に​刺激的で​励みに​なります」
AI が​進化した​ことで​ Google Pixel は​障が​い者に​とってより​便利な​スマホに​なった、とリューは​話します。​「もう​何年も​前から、​開発した​アプリの​多くに​ AI を​搭載しています。​私自身、​AI を​駆使した​ Google の​ツールを​使う​ことに​よって、​自分が​望むと​おりの​社会参加が​できています。​これは​素晴らしい​ことで、​AI の​力と​ Google の​継続的な​進化、​そして​私たちが​障がいの​ある​人たちに​力を​与えようと​取り​組んできた​ことの​証です」
「アクセシビリティに​どのように​取り組むべきか」を​検討するに​あたって​重要なのは、​障がいの​ある​人たちを​議論に​巻き込む​ことです。​リューは、​Google が​「ガイド付き​自撮り」機能の​開発時、​視覚に​障が​いが​ある​コンテンツクリエイターで、​ソーシャルメディアでも​作品を​発信している​モリー バークさんを​迎え​入れた​ことを​その​一例と​して​挙げました。
ガイド付き​自撮り機能とは、​AI と​顔認識に​よって​自撮りを​サポートする​機能です。​Google が​バークさんに​ガイド付き​自撮り​機能を​試してもらった​ところ、​バークさんが​写真の​撮影や​コンテンツの​作成を​より​簡単に​できるようになることが​分かりました。
「障が​いが​ある​人の​多くが、​文化や​創造性に​強い関心が​ある​ことが​わかりました。​だからこそ、​障が​い者も​そのような​活動を​する​際に、​私たちの​テクノロジーを​活用しているのです」と、​リューは​説明します。
ミュージシャンの​ジョシュ ピアソンさんは、​レコーディングや​ライブイベント用に​新曲を​作る​際に​「TalkBack」​機能を​使っています。​TalkBack は、​アプリや​テキストメッセージの​内容を​音声で​読み上げる​機能で、​Google Pixel を​含む​ Android 端末で​利用可能です。​この​機能を​使えば、​視力の​低い​人や​目が​見えない​人でも​デバイスを​フル活用できます。​ピアソンさんは​作詞する​際に​ TalkBack を​使っており、​歌詞を​音声で​スマホに​伝え、​再生して​編集できるようにしています。
リューは仕事だけでなく、プライベートでも Google Pixel をフル活用しています。リューが特によく使っているのは、会話やテキストでのやり取りをリアルタイムに翻訳する「
特定の​人に​対してのみならず、​あら​ゆる​人に​とって​情報を​役立つものに​する​――これが、​Google が​最も​大切に​している​ことなのです。
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