Google では廃棄物を削減するためリサイクル素材を活用し、新たな原材料の使用を最小限にとどめようとしています。製品に使用する素材の調達方法からこの取り組みを進めており、2022 年に発表、製造した製品の約 30% はリサイクル素材を使ったものです1。例えば Google 製品のアルミニウムやステンレススチール、希土類磁石、ガラス、プラスチック部品などが該当します。特にプラスチックは、使用した素材全体の 48% がリサイクル素材です2。
リサイクル素材を利用することで、製品製造時の炭素排出量も削減できます。例えば Google Pixel 7 シリーズの筐体(きょうたい)に使用しているアルミニウムは 100% リサイクル素材を使用しており、リサイクル素材を使用していない場合と比べて、二酸化炭素の排出量を 35% 以上削減しています3。
2022 年に、Google は iFixit とのパートナーシップを結びました。これにより、Google Pixel 2 以降の Google 純正部品を iFixit のサイトで販売し、故障や破損したスマホの部品をユーザー自身が購入し、修理できるようになったのです(
製品パッケージには通常、プラスチックフィルムなど、リサイクルが難しい素材も多く含まれています。そこで Google では、2025 年までに全てのハードウェア製品のパッケージでプラスチックの使用をやめ、100% リサイクル可能にすることを目指しています4。スマホを例にとると、最初の Google Pixel シリーズと比較して、2022 年はパッケージのプラスチックを 97%、パッケージのボリュームを 54%、重さを 50% 以上削減しました5。なお、最新の
米ニューヨーク市チェルシー地区には
こうした
2022 年、
Google では、エネルギー消費量の削減と、クリーンエネルギーの使用を促進する製品開発に取り組んでいます。2022 年発売の
また、室温調節ができる Google Nest Thermostat(日本では未発売)では、2011 年以来、累計 1,170 億 kWh 以上のエネルギー量を節約しています。これは、100 万台の電気自動車が地球を 15 周走行できるほどのエネルギーに相当します。クリーンまたは安価な電力を提供するために、2022 年 10 月に「Nest Renew」という取り組みの初期プレビューを開始。米国のみで展開しているサービスのため、国内では対応していませんが、Nest Renew では、Google Nest Thermostat でのエネルギー使用を制御できる
Google では
*本記事は、米 Google の The Keyword ブログの記事を日本向けに翻訳、編集したものです。
2022 年に発売・製造された Google Pixel、Nest、Fitbit 製品の総重量に基づいた数値で、米国向けの同梱アクセサリーも含まれます。Google Pixel スマートフォンケース、Googlw Pixel Watch Active、Stretch、Woven バンド以外の単体アクセサリー製品は含まれません。
2022年に発売・製造され たGoogle Pixel、Nest、Fitbit 製品のプラスチックの総重量に基づいた数値で、米国向けの同梱アクセサリーも含まれます。Google Pixel スマートフォンケース、Google Pixel Watch Active、Stretch、Wovenバンド以外の単体アクセサリー製品は含まれません。また、プリント基板、ラベル、ケーブル、コネクタ、電子部品およびモジュール、光学部品、静電気放電(ESD)部品、電磁干渉(EMI)部品、フィルム、コーティング、接着剤のプラスチックは含まれません。
第三者機関が検証したライフサイクル評価に基づく二酸化炭素排出の削減量。筐体内の再生アルミニウムは、重量ベースで製品の 11% 以上となっています。
詳細をみる (英語のみ)Google Pixel 7 および Google Pixel 7 Pro のパッケージと、Google Pixel 第 1 世代スマートフォンのパッケージを比較したものです。
米国の小売業界における梱包材の重量(接着剤は除外)に基づきます。
2022 年の Chromecast with Google TV(HD)と 2018 年の Chromecast におけるアクティブモードとスタンバイモードでの消費ワット数を比較したものです。
Nest Renew には、Google アカウントに接続された第3世代 Nest Learning Thermostat、Nest Thermostat E、最新の Nest Thermostat(別売)のいずれかが必要で、米国本土で主要な送電網サービスが提供されている地域でのみ利用可能です。