「Made for Google」認定製品でもっとたくさんの選択肢を
*本記事は、米 Google の The Keyword ブログの記事を日本向けに翻訳、編集したものです。
趣味や仕事など、普段の生活で幅広く Google Pixel を活用している人なら、アクセサリでも自分らしさを表現したいのではないでしょうか。スマートフォンを傷や破損から守ったり、ときにはファッションアイテムになったりもします。
Google ストアではシリーズごとに Google 純正のアクセサリがありますが、もっと多くの素材やデザインの中からお気に入りのアクセサリを見つけたいという方には、別の選択肢も用意しています。
それが「Made for Google」認定のアクセサリです。Google が認定した主要なパートナーブランドが多くの製品を提供しています。
Made for Google は、Google の認定制度です。使い方に合わせた多種多様な Google Pixel シリーズのスマホケースをはじめ、スクリーンを守る保護フィルム、充電器、車内向けアクセサリ、ヘルスケアやフィットネス用製品など、Google の各種製品と連係する周辺機器などが対象です1。
Google の主要なパートナーブランドが参加しており、Google から提供したデバイス情報をもとに、技術サポートを受けながら、Google 製品とシームレスに連係できるアクセサリを開発します。開発した製品は、互換性や安全性などを確認する厳しいテストに合格することで、初めて Made for Google の認定を受けられるのです。
今回は「Made for Google プログラム」の担当者たちが、どのようにしてアクセサリのテストを行っているのかを紹介します。
Made for Google プログラムを共同で率いているアリ カーンとチャック ニケッタは、新しいスマホが出たとき、普通の人とは違った視点で見ています。というのも、彼らの仕事はスマホのアクセサリをチェックすることなので、スマホのどこに、どのようなものを装着するかに焦点を当てて観察しています。
「例えば、充電ケーブルをこのように曲げたとしましょう」とニケッタは言います。「うまく設計されていないプラグをスマホに接続してケーブルを斜めに引っ張ると、ケーブルのコネクタが壊れる可能性があるのです」。そのほかにも、スマホの使い勝手に影響するかもしれない保護シートや、通信状態を悪化させる恐れのあるスマホケースなど、一部そういったアクセサリが存在することも確かです。
とはいえ、彼らはアクセサリがスマホにどんなダメージを与えるかだけを考えているわけではありません。「私たちの仕事は、パートナーブランドが Google デバイスのアクセサリを問題なく製造できるようにして、それを多くの消費者に届けられるように支援することなのです」とカーンは話します。「そのためには、世界中のパートナーブランドと協力して進めることが大切です」
カーンとニケッタが率いている Made for Google プログラムは、Google Pixel スマホや Google Pixel Buds、Google Pixel Watch、Google Nest、Fitbit などの Google デバイスに向けたアクセサリを開発するパートナーブランドを支援するものです。Made for Google 認定されたケースやケーブルなどのあらゆるアクセサリはすべて高品質で、Google 製品と互換性を持ち、優れた性能を発揮します。そして、それらをより多くの人に提供できるように、彼らはこのプログラムに注力しているのです。
Made for Google プログラムでは、開発するアクセサリなどが Google デバイスでシームレスに動作することを確認できるように、パートナーブランドに必要なデバイス情報やテクニカルサポートを提供しています。多くのテストで入念に検査された製品には Made for Google バッジが付与され、このバッジが付いていれば、テストに合格した高品質なものであり、Google 製品と互換性があることがわかります。
「Made for Google プログラムの真価はテストです」とカーンは言います。「実験室でのテストに加え、Google 社員にも新製品をテストしてもらい、そこからフィードバックを得ます。社員たちからは驚くほど詳細で洞察力に富んだフィードバックが戻ってきます。例えば『このスマホケースをジーンズのポケットに入れておいたら、こすれて色落ちしたよ』とか『このスマホケースのせいで電源ボタンを押すのがすごく大変になった』といったことです」
ニケッタは「テストのポイントは 2 つある」と言います。それは、(1)アクセサリが思い通りに機能するか確認することと、(2)そのアクセサリが対応する Google デバイスを損傷させたり性能を低下させたりしないかを確認することです。
この 2 つに対して、実際に試験をする人はあらゆることをテストします。例えば、Google Pixel のスマホケースによって音量ボタンが押しにくくなっていないか、Google Pixel Tablet 用の充電ホルダーがスピーカーをふさいでいないかといったことです。テスト対象のケーブルが充電ケーブルの差し込み口にスムーズに挿せるかも確認します。さらに製品の製造方法にも目を向け、その製品が Google の安全とサステナビリティに関する仕様に準拠しているかどうかも確認しています。
「パートナーブランドに『アクセサリがバッジを獲得するにはこうするべきだ』という内容をまとめて伝えるのは簡単です」とニケッタ。一方で「難しいのは、特にスマホで顕著なのですが、デバイスにアクセサリを装着したとき、それぞれの細かな部分でうまくいかないところがあるということです」。
例えば、素材が異なれば本体のアンテナ感度に影響することもありますし、規格を満たしていないがために Google Pixel に最適な充電ができない可能性もあるのです。
Made for Google のパートナーブランドを、新しいデバイスアクセサリのテスト専用実験室があるマウンテンビュー(Google 本社の所在地)に招待することもあります。「検証の準備ができたパートナーブランドは実験室に来ることができます。ここでは発表前の製品も含め、認定に向けて製品を検証する際にパートナーブランドが必要とするすべてのテスト機器を利用できます」とニケッタ。ここでテストできるのは、Google Pixel スマホとアクセサリの装着感や装着後の画像処理、ディスプレイのタッチ、電源性能など。「さらに、スマホに接続した状態のケーブルを曲げるロボットマシンを当社で設計、開発しました。これでケーブルが劣化しないか、またデバイスのケーブル差し込み口が壊れないかを確認できます」
新しい Google デバイスは数カ月ごとに発売されますが、新たなアクセサリを作る作業の工程は複雑です。にもかかわらず、例えば「
Made for Google の高い基準と、テストや認証のプロセスは非常に徹底されており、ゆえに認証を受けた製品にはそれだけの価値があります。「Made for Google のバッジが付いたら、そのアクセサリは Google デバイスに適した製品だとわかるのです」とカーンは話します。
現在は 70 社以上のグローバルパートナーブランドが Made for Google 認定の製品を開発しています。スマホケースも多くのブランドが開発、販売しています。耐久性を重視してアウトドアを思いっきり楽しみたい、レザーなど素材で高級感を演出したい、デザインをカスタマイズして自分だけのケースに仕上げたい——など、きっと自分に合ったものを見つけられるでしょう。
Made for Google 製品は、パートナーブランドの EC サイトや、キャリアの店舗、家電量販店などの Google 製品の販売店、一部は Google ストアでも購入可能です。Made for Google のバッジが認定製品の目印です。
安全性や装着感にこだわったスマホケースを見つけて、より快適な Google Pixel ライフを送ってみてはいかがでしょうか。
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Google は、これらの製品の操作や、適用される安全性やその他の要件への準拠について責任を負いません。