Google Pixel 6 / 6 Pro への Android バージョン アップデートの提供は、2024 年 10 月に保証期限を迎えます。
この機会に機種変更を検討している人に向けて、今回は Google Pixel 6 シリーズ と、2024 年 8 月に登場したばかりの Google Pixel 9 シリーズを、さまざまな角度から比較します。
なお、今回はそれぞれスタンダードモデルとハイエンドモデルである Google Pixel 6、Google Pixel 6 Pro と
スマホの性能を決める大きな要素が、プロセッサです。アプリの操作や写真撮影など、スマホで行うすべての動作を管理する、スマホの「頭脳」とも言うべき役割を担います。
Google Pixel 5 シリーズまでは他社製のプロセッサを搭載していましたが、Google Pixel 6 シリーズで初めて自社開発の「Google Tensor」を搭載。AI に最適化した Google Tensor によって、さまざまな機能が格段に進化しました。そして Google Pixel 9 シリーズには、その 4 世代目に当たる Google Tensor G4 を搭載しています。
Google Tensor G4 は 1 世代前の Google Tensor G3 と比べてもウェブブラウジングが 20%、アプリの起動も 17% 高速化。Google Tensor シリーズ史上最も高速かつ高効率なプロセッサです。これにより、高い処理能力を必要とするアプリも少ない消費電力でサクサク動作します。
また Google Tensor G4 の搭載によって AI の処理能力が大幅に向上したことで、Google Pixel 9 シリーズでは新しい編集機能も多く追加されています。
編集マジックから利用できる「
さらに集合写真を撮るときに撮影者だけが写れないときは「
このほか、Google Pixel 8 シリーズから搭載していた編集機能として、集合写真に写った人の顔を、写りの良い表情と合成する「
Google Pixel 9 シリーズでは、Google の生成 AI である「
Gemini が便利なのは、Gmail や Google マップといった Google の各種サービスと連係している点です。「9 月にメールに届いたセール情報を要約して」と言えば、Gmail アプリと連係して対応できますし、「〇〇まで電車でどれぐらい時間がかかるか教えて」と頼めば、Google マップ上で所要時間と目的地までのルートを表示します2。
身近な AI アシスタントとして日々の生活をサポートする Gemini は、起動も簡単です。電源ボタンを長押しするだけなので、動画を見ているとき、調べ物をしているときなどいつでもさっと呼び出せます。
クラウド上の高性能な AI モデルを活用する Gemini に加え、Google Pixel 9 シリーズでは、スマホ上の処理に特化した「Gemini Nano」も搭載しています。Gemini Nano 自体は Google Pixel 8 Pro ですでに搭載していましたが、Google Pixel 9 シリーズでは初めて、テキスト以外に画像や音声も理解できるようになりました。
Google Pixel 9 シリーズでは、ハイエンドモデルが Google Pixel 9 Pro と Google Pixel 9 Pro XL の 2 サイズ展開となりました。
スマホ本体の横幅で比べると、Google Pixel 6 の 74.8 mm に対して、Google Pixel 9 は 72.0 mm とコンパクトに。また Google Pixel 6 Pro が 75.9 mm だったのに対して、Google Pixel 9 Pro / 9 Pro XLが各 72.0 mm、76.6 mm と、ニーズや用途に合わせて大小を選べるようになりました3。
カラーバリエーションも豊富です。3 色展開だった Google Pixel 6 / 6 Pro に対して、Google Pixel 9 は、Obsidian と Porcelain、Wintergreen、Peony の 4 色から選べます。
また Google Pixel 9 Pro / 9 Pro XL は Obsidian、Porcelain、Hazel、Rose Quartz の 4 色を用意しています。
Google Pixel 9 シリーズのデザイン面での特徴の 1 つが、ディスプレイを囲むベゼル(額縁)です。従来よりも薄く均一に仕上げました。
これにより見た目がスタイリッシュになっただけでなく、スマホ本体に占めるディスプレイの割合も大きくなり、よりコンパクトな中に大画面を実現しました。そのため Google Pixel 6 と比べて本体サイズが一回り小さくなった Google Pixel 9 / 9 Pro でも、ディスプレイの大きさはほとんど変わっていません4。
また Google Pixel 9 は直射日光下でも見やすい Actua ディスプレイを、Google Pixel 9 Pro / 9 Pro XL は Google Pixel シリーズ史上最も明るい Super Actua ディスプレイを搭載。これにより、屋外の強い日差しの下でも画面が見やすくなりました。
さらに画面表示のなめらかさを示すリフレッシュレートは、Google Pixel 6 が 最大 90 Hz、Google Pixel 6 Pro が最大 120Hz でしたが、Google Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XL はいずれも最大 120 Hz に対応5。
なお、高リフレッシュレートの状態では、バッテリー消費が多くなることが難点ですが、Google Pixel 9 では最小 60 Hz から、Google Pixel 9 / 9 Pro では最小 1 Hz から対応しているので、画面に動きがないときはリフレッシュレートを下げることで、消費電力を抑えます。
また Google Pixel 9 シリーズでは通信速度も改善しています。Wi-Fi 6 対応だった Google Pixel 6 シリーズに対して、Google Pixel 9 シリーズは Wi-Fi 7 に対応。最大通信速度は 9.6 Gbps から 46 Gbps へと約 4.8 倍以上に向上しました。6 GHz の新しい周波数帯のサポートや複数の周波数帯の同時利用、帯域幅の拡張によって、高速かつ安定した通信で高画質な動画の視聴や大容量通信が必要なクラウドゲームもプレイできます。
続いて、スマホを購入する際の決め手の 1 つになることも多いであろうカメラの性能について見ていきます。
まずはデュアルカメラの Google Pixel 6 と Google Pixel 9 について比べます。両者で大きく進化したのが、広角のウルトラワイド カメラの性能です。
画素数は、Google Pixel 6 の 12 メガピクセルに対して Google Pixel 9 が 48 メガピクセルと 4 倍に進化。さらにオートフォーカス機能も搭載したことで手ブレを軽減した撮影が可能になりました。また画角は 114° から 123° へ、絞り値は ƒ/2.2 から ƒ/1.7 になったことで、より広角に、そしてより明るくクリアな撮影が可能になりました6。
続いて、トリプルカメラを搭載した Google Pixel 6 Pro と Google Pixel 9 Pro / 9 Pro XL の比較です。Google Pixel 6 / 9 と同様にウルトラワイド カメラの画素数や画角の向上に加えて、望遠カメラのズーム性能も向上しました。
Google Pixel 6 Pro では光学ズーム 4 倍だったものが、光学ズーム 5 倍に向上。また AI による「超解像ズーム」を利用したときの倍率は、Google Pixel 6 Pro の 最大 20 倍から Google Pixel 9 Pro / 9 Pro XL では最大 30 倍に引き上げられました6。
そのほか Google Pixel 9 シリーズでは、Google Pixel 6 シリーズにはなかった「マクロ フォーカス」に対応。これにより、至近距離から高精細な写真も撮影可能になりました。
背面カメラだけではなく、自撮りで重宝する前面カメラの性能もそれぞれ進化しました。
Google Pixel 6 の 8 メガピクセルに対して、Google Pixel 9 は 10.5 メガピクセルに向上。同じく Google Pixel 6 Pro の 11.1 メガピクセルに対して、Google Pixel 9 Pro / 9 Pro XL では 42 メガピクセルへと画素数が大きく進化しました。レンズはより広角になり、多人数での自撮りでも活躍6。オートフォーカスに対応したため、自撮りをするときにもブレにくく、被写体にしっかりとピントを合わせられます。
至近距離での撮影、望遠でのズーム、自撮りまで、幅広いシーンでより思い通りの写真を収められるようになったのが、Google Pixel 9 シリーズのカメラです。
Google Pixel 9 シリーズではバッテリーが増量しました。これに高効率な Google Tensor G4 搭載や、ディスプレイの電力効率の向上なども相まって、電池持ちが大幅に向上しています。
バッテリーを節約する「スーパー バッテリー セーバー」を有効にした状態で Google Pixel 6 / 6 Pro の最大駆動時間は 48 時間でしたが、Google Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XL はいずれも最大 100 時間まで伸びました7。
充電速度も速くなりました。
また、Qi 対応スマホや、Google Pixel Buds Pro 2 などの Qi 対応ワイヤレスイヤホンを Google Pixel の背面に置くだけで充電できる「
Google Pixel 9 シリーズはセキュリティ面も向上しています。
Google Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XLに新たに採用した超音波センサーのディスプレイ指紋認証技術によって、水やほこり、油などの汚れにも強く、さまざまな状況下でも画面に触れるだけで、高速かつ正確に認証して、端末やアプリのロックを解除できます。
また高度な機械学習モデルによる安全な顔認証にも対応しており、顔をかざすだけで決済時の認証も可能です。
4 機種いずれも発売から最大 7 年間にわたって、セキュリティアップデート、OSアップデート、そして新機能を随時提供する Pixel アップデートを保証します。長期間にわたって最新の状態で使用できるため、安心です10。
Google Pixel 6 / 6 Pro の発売開始からおよそ 3 年が経とうとしています。一般的なスマホのバッテリー寿命を考えると、買い替えを検討する人も増えてきているかもしれません。
電池持ちが悪くなってきたという人や、もっと良い写真や動画を撮りたい、AI を活用した最先端の機能を使って見たいと感じるに魅力を感じるという人は、Google Pixel 9 シリーズへの機種変更を検討してみてください。
Google Pixel 5a (5G) / 8a、
3 世代で「AI スマホ」が大きく進化
「AI ならでは」の機能が手軽に使える 1 台
Google Pixel 5a (5G) / 8a、
3 世代で「AI スマホ」が大きく進化
“映える”スイーツの撮り方
「かっこいい自分」
「スクリーン レコード」
トラブルはどうすべき?
「Made for Google」認定製品でもっとたくさんの選択肢を
Gemini モバイルアプリは一部のデバイス、言語、国や地域でご利用いただけます。インターネット接続が必要です。回答の正確性をお確かめください。
機能はサブスクリプションによって異なり、使用状況によって変化する場合があります。Google Workspace 拡張機能を有効にする必要があります。ご利用いただける国は変わる場合があります。回答の正確性をお確かめください。
サイズと重量は、構成および製造工程によって異なります。
ディスプレイは角に丸みがあります。長方形として対角線を測定したときのサイズは、Google Pixel 9 は 160 mm、Google Pixel 9 Pro は 161 mm、Google Pixel 9 Pro XL は 171 mm です。実際の表示可能領域はそれより小さくなります。サイズは構成および製造工程によって異なる場合があります。
一部のアプリやコンテンツではご利用になれません。
一部のカメラ、アプリ、モードではご利用いただけません。
バッテリー駆動時間は、Google Pixel ユーザーのバッテリー使用プロファイル中央値を使用して、通話、データ通信、待受や、(5G 接続を含むさまざまな機能が無効になる)スーパー バッテリー セーバー モードでもデフォルトでオンになっているその他一部の機能を組み合わせたテストに基づく推定値です。バッテリー テストは、米国の携帯通信会社大手 1 社のネットワークで実施しました。2024 年半ばに米国カリフォルニア州で、生産開始前の初期設定状態のハードウェアおよびソフトウェアを使用し、スーパー バッテリー セーバー モードのみ初期設定から変更してオンにした状態で実施しています。テストはスマートフォンが完全に充電された状態で開始しています。バッテリー駆動時間はさまざまな要因によって変動します。特定の機能を使用すると短くなります。実際のバッテリー駆動時間はこれより短くなる可能性があります。
有線での急速充電の速度(Google Pixel 9 では最大 27 W、Google Pixel 9 Pro では最大 27 W、Google Pixel 9 Pro XL では最大 37 W)は、コンセントに接続した Google 45W USB-C® 充電器の使用を前提としています。実際の速度は遅くなる可能性があります。アダプターは別売りです。充電速度は、バッテリーの残量が 1% になった状態で Google 45W USB-C® 充電器を使用して測定したテストに基づきます。この充電テストは 2024 年初頭に Google が実施したもので、生産開始前の初期設定状態のハードウェアおよびソフトウェアを使用し、デバイスの電源をオンにした状態で行われました。充電速度は、充電中の使用状況、バッテリーの使用年数、気温など、さまざまな要因によって変動します。実際の充電速度は遅くなる可能性があります。
Qi 認証済みのデバイスを充電するための機能です。リバース ワイヤレス充電を使用すると Google Pixel のバッテリーの消耗が大幅に早くなります。ケースを装着すると充電が妨げられ、充電速度が落ちる可能性があります。充電速度は使用状況によって異なります。詳しくは、
g.co/pixel/wirelesscharging をご覧ください。Google Pixel 9、Google Pixel 9 Pro、Google Pixel 9 Pro XL にアップデートが提供される期間は、米国の Google ストアでのデバイス販売開始日から 7 年間です。詳しくは
g.co/pixel/updates をご覧ください。