日本向けの最初のシリーズである Google Pixel 3 は 2018 年 11 月に発売。翌年の 2019 年 5 月に Google Pixel 3a、10 月に Google Pixel 4、翌 2020 年 8 月には Google Pixel 4a の販売をそれぞれ開始しました。毎年のように新機能を盛り込んだ新モデルを発売してきました。
2019 年から 2020 年にかけて Google Pixel 3a や Google Pixel 4a を購入した人の中には、そろそろ買い換えを検討している人も多いのではないでしょうか。この記事では、現在販売しているラインアップのなかで手頃な価格の Google Pixel 6a、最新の機能を備えたスタンダードモデルの Google Pixel 7 とこれまで販売していた Google Pixel 3a / 4a の新旧モデルを比較しながら、進化を紹介します。
旧モデルと新モデルの一番わかりやすい違いはなんといってもカメラの性能です。Google Pixel 3a と Google Pixel 4a はカメラレンズが 1 つでしたが、Google Pixel 6a と Google Pixel 7 では通常のレンズに加えて、より広い写真が撮影できる広角レンズがついたダブルカメラ構成になっています。室内で撮影したい被写体から距離を取るのが難しい場合や、人数が多すぎてカメラに入りきらないといった時に、広角カメラならその場からでもより多くの人を画角に収めることができます。
もちろん撮影した写真の美しさも進化しました。最近のスマートフォンはカメラそのもののハードウェア性能はもちろん、撮影した写真をいかに美しく表現するか、というソフトウェア性能も重要なポイントです。Google Pixel 6 シリーズからは、スマートフォンの頭脳のような存在であるプロセッサに、Google が独自で開発した「Google Tensor」を搭載。これにより、写真をより美しく処理できるようになりました。
例えば、肌の色を正確に表現する「リアルトーン」や、夜間など暗い場所でも明るい写真を撮影できる「夜景モード」の機能向上などです。さらに、写真の背景に映り込んだ不用なものをワンタッチで消せる「消しゴムマジック」も搭載しています1。
動画撮影も変わりました。Google Pixel 3a / 4a は最大 4K(毎秒 30 コマ) ですが、Google Pixel 6a / 7は 4K(毎秒 60 コマ)の撮影が可能。映像の滑らかさが段違いで、動きの速いスポーツや動物の動きでも、より美しい動画を収録できます。
「シネマティック撮影」も利用できるようになりました。背景を自動的にぼかすことで、その名の通り映画のような動画を撮影できるという機能です。静止画撮影では人気の機能となっている背景ぼかしを動画でも使える、とイメージするとわかりやすいでしょう。
Google 独自のプロセッサ「Google Tensor」の持つメリットは写真だけではなく、スマートフォン性能そのものを高めるのにももちろん役立っています。なかでも特筆すべきは音声認識の性能で、音声で呼びかけて知りたい情報を調べたり、スマートフォンの機能を設定するのに便利な音声アシスタント「Google アシスタント」の音声認識も性能が向上し、とてもレスポンスよく使えるようになりました。また、普段使っているときには意識しない部分かもしれませんが、音声入力に必要な電力も下がっており、音声入力をよく使う人もバッテリーの消費を抑えることができます。
バッテリー容量も大きな違いの 1 つ。Google Pixel 3a は 3,000mAh、Google Pixel 4a は3,140mAh という容量に対し、Google Pixel 6a は 4,410mAh、Google Pixel 7 は 4,355mAh と大容量化2。どちらも標準で 24 時間以上のバッテリー駆動時間を実現しています。バックグラウンドで動作するアプリを止めることでさらに駆動時間を伸ばす「スーパーバッテリセーバー」を利用すれば、最大 72 時間までバッテリーを持たせることが可能です3。
バッテリーについては容量だけでなく「購入してからどれだけ使っているか」も大事なポイントです。毎日のように使い、充電する機会も多いスマートフォンは、長く使えば使うだけバッテリーを消耗してしまい、見た目の表示としては 100% まで充電しても購入時のような性能がどんどん出なくなっていくからです。
例えば Google Pixel シリーズでは、「アダプティブ充電」をオンにすると、充電速度をゆるやかにすることで、バッテリー寿命を長持ちさせることが可能です。このように、使い方によって実際の数値は異なるものの、一般的にスマートフォンのバッテリーは 1 年半から 2 年近く使うと購入時のような性能が出なくなると言われています。Google Pixel 3a / 4a のバッテリーが持たなくなったなと感じる場合には、買い換えの頃合いかもしれません。
Google Pixel 7 はさらに「バッテリーシェア」という機能も搭載しています。これは Google Pixel 7 のバッテリーを使って他の機器を充電できるというもの。つまり Google Pixel 7 をモバイルバッテリーとして使えるということです。充電できるのは「Qi」というワイヤレス充電規格に対応した製品のみですが、Google Pixel 7 の背面に置くだけで、他のスマートフォンやワイヤレスイヤホンなどを充電できます4。
日常的に使う機会の多いスマートフォンは耐久性も気になるところ。Google Pixel 6a は IP67、Google Pixel 7 は IP68 という高い防塵、防水性能を有しています5。防塵性能としてはどちらも、空気中に浮かぶ綿ぼこりや粉ぼこりのような細かいちりであってもスマートフォン内部に入ることがないという最高レベルの等級を満たしています。防水性能は、Google Pixel 6aでは 1m 、Google Pixel 7 では 1.5mの水中に 30 分以上水没しても動作に影響が出ないとされているので、水回りやほこりの多い場所で使うときも安心です。
突然の雨で傘を持っていない、あるいは砂ぼこりがたくさん舞うようなアウトドア中でも、もはや生活必需品になっているスマートフォンを取り出さないわけにはいきません。そんな場面でも安心して取り出せる防塵、防水性能の高さは、普段からスマートフォンを使う機会が多い人であればあるほど必要な機能ではないでしょうか。
通信性能も新モデルでは大きく向上しています。Google Pixel 3a / 4a は携帯電話回線が 4G までの対応ですが、Google Pixel 6a / 7 は最新の規格である 5G にも対応しました6。
4G と比べてとても高速な通信が可能で、スマートフォンでも数百 Mbps という速度が出せます。最近では都心以外でも全国的に 5G のエリアが拡大しており、身の回りで 5G が利用できる場所も増えてきました。
自宅や職場、カフェなどで利用する Wi-Fi も、Google Pixel 3a / 4a は Wi-Fi 5(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)という規格に対し、Google Pixel 6a / 7 はより高速な Wi-Fi 6E(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax)に対応。最近はリモートワークの普及の影響を受けて、スマートフォンでもビデオ会議のような高速通信が必要に迫られる機会が増えてきました。これまでの Wi-Fi もより高速に利用できるのも最新モデルの魅力です。
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Google フォト アプリが必要です。画面要素を検出できない場合もあります。
電池テストと予想される動作に基づいて概算された一般的な容量です。
「24 時間」について: バッテリー駆動時間は、Google Pixel ユーザーのバッテリー使用プロファイル中央値を使用して、通話、データ通信、待受やその他の機能の使用などを組み合わせたテストに基づく推定値です。テスト中の平均バッテリー駆動時間はおよそ 31 時間です。バッテリーのテストは、携帯通信会社大手 1 社のネットワークで実施しました。「最大 72 時間」について: バッテリー駆動時間は、Google Pixel ユーザーのバッテリー使用プロファイル中央値を使用して、通話、データ通信、待受や、(5G 接続を含むさまざまな機能が無効になる)スーパー バッテリー セーバー モードでもデフォルトでオンになっているその他一部の機能を組み合わせたテストに基づく推定値です。バッテリーのテストは、携帯通信会社大手 1 社のネットワークで実施しました。「24 時間」と「最大 72 時間」のテストについて: バッテリー テストは、2022 年初頭に米国カリフォルニア州で、生産開始前の初期設定状態のハードウェアおよびソフトウェアを用いて実施されました(ただし「最大 72 時間」のバッテリー駆動時間のテストに限り、スーパー バッテリー セーバー モードを有効にしました)。バッテリー駆動時間はさまざまな要因によって変動し、特定の機能を使用すると短くなります。実際のバッテリー駆動時間はこれより短くなる可能性があります。
Qi 認証デバイスを充電するための機能です。リバース ワイヤレス充電を使用すると Google Pixel のバッテリーの消耗が大幅に早くなります。ケースを装着すると充電が妨げられ、充電速度が落ちる可能性があります。充電速度は使用状況によって異なります。詳しくは
g.co/pixel/wirelesscharging をご覧ください。デバイスは工場出荷時点で IEC 規格 60529 の IPX8 の防水性能を遵守するよう設計されていますが、完全な防水ではありません。アクセサリは防水ではありません。防水性能は、永久的には持続せず、通常の使用による摩損、デバイスの修理、分解、損傷によって低下または失われます。デバイスを落下させると防水性能が失われる場合があります。液体による損傷の場合、保証が無効になります。
g.co/pixel/water をご参照ください。5G データプランに加入する必要があります(要別途契約)。携帯通信会社ネットワークまたは地域によっては、5G サービスおよびローミングがご利用いただけない場合があります。現在の 5G ネットワークのパフォーマンス、対応状況、提供状況の詳細は携帯通信会社にお問い合わせください。スマートフォンは 5G ネットワークに接続しますが、5G サービス、通信速度、パフォーマンスは、携帯通信会社のネットワーク性能、デバイスの設定と機能、ネットワーク トラフィック、地域、信号強度、信号の障害物など、さまざまな要因に左右されます。実際の結果は使用状況によって異なります。一部の機能は、地域によってはご利用いただけないことがあります。データ通信料が発生する場合があります。詳しくは
g.co/pixel/networkinfo をご覧ください。